ダイキョーニシカワは、トヨタのEV『bZ4X』改良新型向けに、バスバーの供給を開始したと発表した。
同社が生産するバスバーがトヨタ自動車に採用されるのは初めてとなる。
今回開発したバスバーは高電圧・大電流に対応しており、電気自動車の高出力化に貢献する。また搭載する自動車に応じて複雑な形状にも対応できる柔軟性と省スペース性も実現した。
本製品は「インサート成形」を採用しており、バスバーに絶縁体を被覆する工程を一回の成形で完了することができる。また金型への金属部品の配置と取り出し、および通電・耐電圧検査を全自動化したことで、従来と比べて工数減が可能になった。
インサート成形とは、あらかじめ金型内に金属などを配置し、そこに樹脂を流し込むことで金属と樹脂を一体成形する工法だ。
同社は引き続き自動車の電動化への対応を進めるとともに、金属から樹脂への置き換えによる軽量化を通じ、環境にやさしいモビリティ社会の実現に貢献していく。




