パイオニアは12月1日、株主移行が完了し、CarUXホールディングの一員となったと発表した。これを受け、パイオニアの矢原史朗代表取締役兼社長執行役員と、CarUXの親会社イノラックスのジム・ホン会長兼CEOが12月4日、東京都内で共同記者会見を行なった。
◆協業により製品の多様化とグローバル市場の拡大
CarUXは、投資会社EQTが保有していたパイオニアの全株式を取得し、同社をグループに迎え入れた。CarUXはスマートコックピット統合ソリューションのティア1サプライヤーで、ディスプレイ大手イノラックスの子会社として事業を展開している。
パイオニアの矢原社長は、協業によって製品の多様化とグローバル市場の拡大を加速すると述べた。またイノラックスのホン会長兼CEOは「1+1が2より大きくなる統合」と強調し、両社が持つ開発力と製造基盤が相乗効果を生むとした。



