燃料電池用流路板の成形工具、アジア自動車メーカーに供給へ…セルインパクト

燃料電池の流路板製造に使用される成形工具
燃料電池の流路板製造に使用される成形工具全 1 枚

スウェーデンのセルインパクトは12月10日、燃料電池の流路板製造に使用される成形工具の生産および供給について、アジアを代表する自動車メーカーと契約を締結したと発表した。

受注額は150万スウェーデン・クローナで、納品は2026年第1四半期を予定している。

この自動車メーカーとセルインパクトは、複数の顧客プロジェクトを通じて数年間にわたり協力しており、今回の最新の契約は、これまでの成功した取り組みの成果となる。

セルインパクトのダニエル・バリンCEOは「各プロジェクトの成功が、継続的な生産に向けて、一歩ずつ前進させてきた。今回のツールは、パターン設計および生産品質の試験・検証のために、顧客がフロープレートを完成品として製造する際に使用される予定」と述べている。

今回の受注は、当期のセルインパクトの業績への影響は限定的だが、顧客における本格的な量産体制に向けて協業を一歩前進させるという点で、戦略的に重要なものとなる。

セルインパクトは、燃料電池および電解槽メーカーに先進的な流路板を提供するグローバルサプライヤーで、高速成形のための独自の方法「セルインパクト・フォーミング」を開発し特許を取得している。この技術は従来の成形方法と比較して、はるかにスケーラブルでコスト効率が良く、水を消費せず非常に少量の電力しか消費しない環境に優しい成形技術だ。

《森脇稔》

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