シンカは12月17日、コミュニケーションプラットフォーム「カイクラ」の全国ダイハツ販売会社における導入率が50%を超えたと発表した。
今や国内のダイハツ販売会社の半数以上が「カイクラ」を活用して顧客対応を行っており、自動車販売業界におけるコミュニケーションDXの基盤として定着が進んでいる。
ダイハツ販売会社に「カイクラ」が選ばれる理由として、総合営業支援システム「Dios」との連携が挙げられる。顧客情報や対応履歴が自動で同期・表示されるようになり、二重入力の手間や情報のアナログ管理に伴うリスクが解消された。
現場スタッフの業務負荷をかけることなくDXを実現できる利便性や、情報管理のセキュリティ体制の強化が高く評価され、導入の決め手となっている。
シンカは2025年8月以降、生成AIを活用した新機能を毎月リリースしている。会話内容をテキスト化・要約する「自動要約機能」の無償提供を開始したほか、カスタマーハラスメントの疑いがある通話内容を検知する「クレーム・カスハラ判定機能」など、ダイハツ販売会社の効率的な店舗運営を支援する機能として期待されている。
シンカは成長戦略の柱として「自動車業界でのシェア拡大」を掲げており、今回のダイハツ販売会社でのシェア50%達成は重要なマイルストーンとなる。
今後は、この強固な顧客基盤を活かし、蓄積されたコミュニケーションデータとAI技術を掛け合わせた新機能の提供など、自動車販売・整備の現場における「顧客対応の自動化・高度化」を実現するインフラとしての地位を確立していく。
「カイクラ」は、電話・メール・SMS・LINEなど多様なコミュニケーション手段の履歴を顧客ごとに整理する次世代型コミュニケーションプラットフォームだ。担当者以外でもこれまでの経緯を正確に把握できるため、属人化を防ぎ、誰でも高い品質で顧客対応ができる環境を実現する。
2014年8月のサービス開始以来、3000社・6000拠点以上に導入され、継続率99.9%を達成している。




