A-Driveとアイサンテクノロジーは、東京都多摩市が実施する大型自動運転バスの運行において、車両および技術提供で参画すると発表した。
本運行は、内閣府が推進する「新しい地方経済・生活環境創生交付金(第2世代交付金)」に採用された「多摩市自動運転バス社会実装によるバスネットワーク維持・確保事業」の一環として実施される。バス運転手不足といった地域公共交通の課題解決を目的に、実施主体は多摩市、運行主体は京王電鉄バスとして実施するもので、今後の自動運転バスの社会実装に向けた検証を行う取り組みだ。
本運行において、A-Driveは自動運転システムおよび車両提供を担当している。アイサンテクノロジーは、高精度3次元地図データの提供や、現地における技術的支援を通じて、運行をサポートする。
両社は、地図データの提供をはじめとした自動運転技術・安全運行に関する知見を通じて、多摩市の地域課題解決と持続可能なモビリティサービスの実現に貢献していく。
自動運転レベルはレベル2(運転手搭乗型)で、運行エリアは多摩ニュータウン鶴牧エリア。運行ルートは鶴牧循環(多61系統)で、所要時間は約25分。運行本数は4便/日で、運行期間は2025年1月10日から2月1日までの土日・祝日。乗車定員は25名/便で事前予約制となっている。
車両は、いすゞ『エルガ』大型バス。最高速度(自動運転時)は40km/hとなっている。
運転手が搭乗した形で自動運転を行う大型自動運転バスに、一般の方にも乗車いただき、実際の営業路線を走行する自動運転バスの運行を体験できる。本運行を通じて、今後の自動運転バス導入に向けた課題の整理や検証を行う。




