トヨタ紡織は、CDPが実施する調査「気候変動」「水セキュリティ」部門で最高評価である「Aリスト企業」に選定されたと発表した。
同社がAリストに選定されるのは、「気候変動」については3回目、「水セキュリティ」については4年連続5回目となる。今回の評価は、トヨタ紡織の「気候変動」と「水セキュリティ」対応に関する積極的な取り組みが高く評価されたと考えられる。
主な評価ポイントとして、「2050年環境ビジョン」の達成を目指して2020年11月に「2025年環境取り組みプラン」を策定し、年度目標を継続的に達成するとともに、積極的に情報開示を進めている点が挙げられる。
また、TCFD対応、シナリオ分析を通して、気候変動・水セキュリティのリスクと機会を抽出し、具体的な対応策を講じている点も評価された。
2023年11月には環境ビジョンを見直すとともに、環境戦略を一部見直し、2030年にScope1,2を50%削減、Scope3を30%削減、2050年カーボンニュートラル実現を目指し、グローバルで活動を推進している。
トヨタ紡織グループは、ステークホルダーとともに、子どもたちが笑顔で暮らせる持続可能な地球環境を目指し、地球環境に配慮した開発・設計、製品、生産、物流で環境負荷低減、生物多様性保全などに一層取り組んでいく。
CDPは2000年に英国で設立したNPO。投資家から最も信頼されている評価機関のひとつで、2024年には全世界で2万4800社を超える企業(日本企業はプライム市場上場企業の70%以上を含む2100社以上)が回答している。Aリストは、A~D-の8段階のうちの最高評価となる。




