ティアフォー、自動運転レベル4+向け「E2E AI」技術を出展へ…CES 2026

ティアフォーのCES2026ブースイメージ
ティアフォーのCES2026ブースイメージ全 1 枚

ティアフォーは、米国ラスベガスで1月6日(日本時間1月7日未明)に開幕するCES 2026に出展すると発表した。今回で6回目の出展となる。

同社は、自動運転レベル4+の実現に向け不可欠なエンドツーエンド(E2E)AIを中心に、最新の自動運転技術をデモンストレーションや車両展示を通じて紹介する。さらに、自動運転用オープンソースソフトウェア「Autoware」の開発を推進するThe Autoware Foundation(AWF)のメンバーと共同で、E2E AIに加え、各社の最先端技術を融合した自動運転技術を紹介する。

ティアフォーは、より安全で信頼性の高い自動運転の社会実装を目指し、2025年4月に自動運転レベル4+への取り組みを開始した。レベル4+は、特定条件下で完全自動運転となるレベル4を基盤に、人間の役割はレベル4に準拠しながら、システム機能にはレベル5の概念を一部取り入れた新しい概念だ。これにより、未経験のシナリオを含む運行設計領域(ODD)を柔軟に定義し、より多様な環境下での自動運転を可能にする。

同年7月、ティアフォーはレベル4+の実現に不可欠な技術であるE2E AIの開発に向け、E2E自動運転に最適化した独自アーキテクチャを設計し、「Autoware」のレポジトリで実装を公開した。この技術はオープンソースとして提供され、世界中の開発者が利用可能だ。

さらにティアフォーは、グローバルのパートナーとの協業を通じ、モジュール型のパラダイムに加え、より一体型のE2E型アプローチなど、複数のAIベースの自動運転向けアーキテクチャの開発を推進している。これらの最先端の技術は、CES 2026で体験することができる。

CES 2026の車両展示では、ティアフォーとRoboCarsが米国で進めるE2E AIアーキテクチャを含むレベル4+向けの自動運転システムの開発・検証に使用している車両を展示する。

ティアフォーのE2E AIデモでは、シミュレーター上で車両がE2E AIを用いて走行する技術を紹介し、高度な認知・判断・制御の仕組みを体験できる。

SOAFEEを活用したソフトウェア定義型自動車(SDV)デモでは、ティアフォーの「Pilot.Auto」と「Web.Auto」を利用したクラウドネイティブ開発を、アマゾン ウェブ サービスの自動車向けクラウド上に構築されたAstemoのIoV(Internet of Vehicle)プラットフォームで展開する共同展示だ。このプラットフォームは、シーメンスのPAVE360 Virtual Prototyping Platformでホストされ、ArmのZena CSSによって実現されている。デモでは、ExcelForeのeSync OTAアップデートサービスを用いて、ワークロードをコンピュートプラットフォームへ展開する様子も紹介する。

セーフティ・クリティカル対応Open AD Kitデモでは、安全性が求められる車載システムにおいて重要となるミックスド・クリティカル・オーケストレーションをサポートするSOAFEEの拡張機能を備えた最新のOpen AD Kitを紹介する。本デモは、Arm、Corellium、Excelfore、Multicorewareとのパートナーシップのもと、AWFが開発したフェイルセーフ・最小リスク操作(MRM)自動運転ユースケースを用いて行われる。

AWFのE2E AIデモでは、乗用車向けのE2Eによるレベル2+の先進運転支援システムをレベル4+へ進化させるAutoSpeedとAutoSteerのニューラルネットワークAIモデルを展示する。本デモは、業界をリードする性能を備えたAMD Versal AI エッジシリーズGen 2のシステム・オン・チップコンピュートプラットフォーム上で動作するオープンソースパッケージを用いて実施される。

オフロード環境適用事例デモでは、ティアフォーの「Pilot.Auto」が建設や畜産業を始めとするオフロード環境に適用された事例を、パートナーのdriveblocksとの協力事例も交えて紹介する予定だ。

《森脇稔》

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