歩行者保護のV2Xセキュリティ、韓国SAESOL Techが世界初公開へ…CES 2026

交通弱者(VRU)を保護する次世代V2Xセキュリティ技術のイメージ
交通弱者(VRU)を保護する次世代V2Xセキュリティ技術のイメージ全 1 枚

韓国のSAESOL Techが、米国ラスベガスで1月6日(日本時間1月7日未明)に開幕するCES 2026に出展し、交通弱者(VRU)を保護する次世代V2Xセキュリティ技術を発表する。

SAESOL Techは、CESのスタートアップ専用展示ホールのユーレカパークで、VRU保護のための次世代V2Xセキュリティソリューション「S2X VRU Client」を初めて公開する。

世界的に歩行者やパーソナルモビリティ利用者が関わる交通事故が増加する中、VRUの保護は自動運転時代の重要な課題として浮上している。車両乗員と異なり、VRUは物理的な保護手段を持たないため、衝突時に重傷を負うリスクが著しく高い。そのため、リアルタイムのセキュリティ認証と信頼性の高い通信システムの重要性が高まっている。

S2X VRU Clientは、これらの課題に対応するために開発されたシームレスなハイブリッドV2Xセキュリティプラットフォームだ。車両、スマートフォン、ウェアラブルデバイスなど、さまざまなデバイスに展開できる。主な機能には、匿名証明書によるプライバシー保護、高速署名・検証による安定したリアルタイム通信、国際標準に基づく相互運用性などがある。これらの機能により、車両とVRU間の安全で信頼性の高い通信が可能になる。

CES 2026への出展を通じて、SAESOL Techは「人命保護のための安全なモビリティセキュリティエコシステムの構築」というビジョンを提示する。

SAESOL Techは、V2X(Vehicle-to-Everything)やV2N(Vehicle-to-Network)など、モビリティ通信のあらゆる領域をカバーする統合モビリティセキュリティソリューション「S2X」を提供している。S2Xソリューションは、車載セキュリティのS2X Client、サーバー認証システムのS2X PKI、セキュリティ認証管理システムのS2X CMSで構成される。これらのコンポーネントが連携し、車載システムからクラウドバックエンドまでをカバーする完全な信頼ベースのセキュリティフレームワークを実現している。

一方、SAESOL Techは最近、710万ドルのシリーズB資金調達を完了し、北米市場への進出を加速させ、グローバルパートナーシップを強化している。同社は米国連邦政府主導のV2X導入プロジェクト向けにS2X CMSを供給する契約を締結した。さらに、グローバルシステムインテグレーター(SI)との協業を拡大し、次世代コネクテッドモビリティセキュリティ市場における主要プレーヤーとしての地位を固めている。

《森脇稔》

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