パーソルクロステクノロジーは、滋賀県甲賀市、甲賀農業協同組合(JAこうか)、手原産業倉庫と共に、自動配送ロボットによるラストマイル配送実現に向けて、1月13日から実証実験を開始した。
4者は2025年10月1日に「新たなインフラとしての、自動配送ロボットを活用したラストマイル配送サービス」の社会実装を目指した業務提携に向け、基本合意書を締結していた。今回の実証実験は、その合意を具体的なかたちへと進める第一歩となる。
実証実験では、事業者向けの弁当配送から開始する。JAこうかを配送拠点に、甲賀市役所を中心とした約3kmのルートを走行。JAこうかで弁当を積み込み、各拠点へ自動配送を行う。配送時間は平日8時30分から16時30分まで。
単なる物流効率化にとどまらず、将来的には24時間365日稼働も視野に入れた「人と人をつなぐ新しい社会インフラ」の実現を目指す。技術面の検証に加え、地域の暮らしの中でどのように受け入れられ、どのような価値を生み出せるのかを多角的に検証する。
実証実験では、歩道環境での自律走行を含め、有人による遠隔監視のもとで安全に配慮しながら運用し、状況に応じて手動介入も行う。地域住民や飲食店などを運営する方々にも、実際に走行する自動配送ロボットを見てもらい、今後の活用イメージを具体的に描いてもらう機会とする。
実施事業者は、運営がパーソルクロステクノロジー(自動配送ロボットの選定、システム開発、運行管理、遠隔監視)。協力として、甲賀市(住民自治組織との連携による実証フィールドの提供、市民サービス拡充に向けた検討)、JAこうか(弁当や食品などの荷主として参画し、地域拠点を提供)、初穂(工場・事業所・オフィス向けの日替わり昼食弁当の製造・配達)、手原産業倉庫(物流の専門知識を活かし、現地支援やロボットトラブルの駆けつけ対応を実施)が参加する。
実証実験で得られた走行・運用データおよび地域の声を基に、ロボットの社会実装、生活への定着が可能な運用モデルの検討を進める。将来的にニーズ拡大が予想される医薬品配送の実現など、サービス化に向けた課題整理を行うことで、生活者の安心と快適を支える仕組みづくりを検討していく。




