豊田自動織機が開発した自動運転トーイングトラクター(自動運転レベル4対応)が、日刊工業新聞社主催の第68回(2025年)「十大新製品賞」において本賞を受賞した。同社の同賞受賞は第57回(2014年)以来となる。
十大新製品賞は、優れた新製品の開発奨励と日本産業界の技術水準向上を目的に1958年に創設された表彰制度だ。
受賞した自動運転トーイングトラクターは、空港で手荷物や貨物を収容したコンテナ等をけん引し、無人搬送を行う車両だ。空港内全域における様々な環境・条件下において、周囲状況や自車の位置を的確に認識し、安全かつ正確に走行するため、LiDAR、路面パターンマッチング(RSPM)、GNSSなど複数のセンシング技術を採用している。
これらの技術により、自己位置推定や障害物検知システムを高性能化・冗長化した。また、あわせて開発した「Fleet Management System(FMS)」により複数車両を用いた効率的な運用を可能としている。
2025年12月からは、羽田空港に3台を導入し、国内初となる空港制限区域内における自動運転レベル4無人貨物搬送の実運用を開始した。今後導入の拡大を図り、グランドハンドリング業務の人員不足対応や、空港業務の持続的な発展に貢献していく。




