スタンレー電気、スキルマネジメント「Skillnote」導入…設計能力の可視化で人材育成を効率化

スタンレー電気が自動車技術本部の設計者を対象に「Skillnote」を導入
スタンレー電気が自動車技術本部の設計者を対象に「Skillnote」を導入全 1 枚

Skillnoteは、クラウド型スキルマネジメントシステム「Skillnote」をスタンレー電気が導入したと発表した。自動車技術本部に在籍する設計者を対象に、導入を開始している。

同社自動車技術本部の技術統制部は「根拠ある設計の定着」をミッションの一つとして、設計者教育や設計根拠の構築支援を行う部署。次世代モビリティへの進化に伴い多様化するニーズに対応するため、設計者教育の変革を推進している。

しかし、設計者スキルの把握が教育担当者や上司の経験に依存しており、組織的な人材育成や配置が困難という課題に直面していた。また、原理原則から設計根拠を定量的に示せず、スキルの見える化が十分とは言えない状況だった。

同社は全社の人材育成方針に基づき、社員が主体的にキャリア形成できるよう、一人ひとりのスキルや専門性のより適切な把握・評価・活用を推進している。個人別・組織別のスキル分布や年代層別のスキル傾向を俯瞰的に把握することで、教育計画との連動や適切な人員配置をより一層進められると考えている。

今回、スタンレー電気が「Skillnote」を選定した理由には、大きく4つのポイントがある。

第一に、現場のスキル可視化に特化した機能性である。スキルマップの構成や表示が非常にわかりやすく、現場の教育計画や配属判断に直結する情報もレーダーチャートなど分析機能によって視覚的に把握することが可能だ。

第二に、運用負荷を下げるシンプルなユーザーインターフェースと定着のしやすさである。同社が当初検討していたタレントマネジメント系システムは、多機能ゆえに入力やメンテナンスの負荷が高くなる傾向があることが課題だった。「Skillnote」はスキル管理に必要な機能に絞られているため、導入後の運用もスムーズに行える点が評価された。

第三に、教育計画・要員配置などへのスキルデータの活用のしやすさである。スキルギャップの抽出や教育計画への反映、要員配置シミュレーションなど、蓄積したスキルデータをそのまま現場改善に活用できる点に期待が寄せられた。

第四に、スキル管理に関する他社との情報共有の場や業界全体との連携可能性への期待である。同社では自社内でのスキル管理に留まらず、他社やパートナー企業との情報共有・連携が可能となる仕組みづくりにも挑戦したいと考えている。

今後、「Skillnote」の活用によってスキル基準の明確化と見える化による組織力強化や育成計画の質とスピードの向上、さらに要員配置・プロジェクトアサインの最適化を進めていく。また、将来的に成功事例を社内に留めることなく、外部へ積極的に発信することで、「設計者教育に強い企業」「根拠ある設計を実践できる企業」としてのブランド確立と企業価値の向上に貢献したい、としている。

「Skillnote」は、製造業において従来Excelなどで管理されてきたスキルマップ(力量管理表)を一元的に管理・運用することのできるクラウドサービス。現場のスキル・教育データがクラウドに登録され見える化が進むことで、スキルデータを活用した計画的な人材育成・人材配置を実現し、技能伝承、多能工育成、即戦力化といったものづくり企業の人材管理に関する課題解決に貢献する。

《森脇稔》

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