人気のルノー『カングー』のなかでも、とびきりの個性を打ち出しとしていたのがこの『カングー・ビボップ』だった。2代目カングーが日本市場に登場した2009年の翌2010年5月に発表、販売期間は2011年いっぱいまでの希少車でもあった。
当時の標準のカングーに対し、全長は345mm短い3870mm、ホイールベースも390mmも短い2310mmの設定。全幅は標準のボディと共通の1830mmで(全高は10mmだけ高い1840mm)、標準のカングーを見慣れていると、何とも不思議なフォルムが印象的だった。
ルノー・カングー ビボップ 当時のカタログ
実車は2ドア+テールゲートの4人乗り。後席は2座がセパレート式で、左右シートは離されて置かれていた。もちろん左右のシートはそれぞれ背もたれの前倒し、ハネ上げが可能なほか、シートを取り外すこともできた。
一方でエクステリアでは、グラスルーフをフロント左右(手動開閉式)とセンターに装備。さらにルーフ後部に当たる部分も手動開閉式のグラスフーフになっており、前方にスライドさせて開けられた。
ルノー・カングー ビボップ 当時のカタログさらに横ヒンジ開閉式のテールゲートのウインドゥは電動開閉式で、ルーフをフルオープンにした状態と組み合わせると、実に開放的な使い方ができた。
搭載エンジンは1598ccの4気筒(105ps/15.1kgm)で、これに5速MTの組み合わせ。日本仕様は右ハンドルで、カングーである以上、実用車だったが、遊び心にも溢れたクルマでもあった。
ルノー・カングー ビボップ 当時のカタログ



