カー用品メーカーの「カーメイト」は米国・ラスベガスで開催された世界最大のハイテク見本市「CES 2026」に出展し、ジャパンモビリティショー(JMS)2025で評価が高かった製品をベースに新開発した製品を発表。今後の米国市場での同社の展開について、代表取締役社長 徳田勝氏に話を伺った。
同社がCESに出展するのは2020年から数えて6回目となり、米国市場にはそれより前の2018年にはドライブレコーダーで参入を果たしていた。
徳田社長は、今回の出展について「今回の出展物は、昨年のジャパンモビリティショー2025で評価が高かったものから少し新しいものを出そうということで、AppleのFind My機能を備えたUSBチャージャーと、超撥水技術を用いたゼロワイパー フィルムタイプ サイドミラー用の2つをメインに展示している」と紹介した。
◆Apple「Find My」に対応したUSBチャージャーを3タイプ出展

まず、Find My機能を備えたUSBチャージャーは、1ポートのUSB-TypeAとTypeC、2ポートのTypeA/C兼用の3種類をラインナップ。日本ではこの春頃に発売を予定し、米国でも年内には販売できるよう準備を進めているそうだ。
徳田社長によれば「日本でも評判は高かったが、米国でも評判が良くて、それを受けて年内にも米国で発売することを決定した」と話す。なぜそれほど評価が高いのかというと、それはFind Myが持つ機能にあった。
AppleのFind Myとは、iPhone、iPad、Mac、Apple Watch、AirPods、AirTagなどのAppleデバイスや対応アクセサリーの位置を地図上で確認できるだけでなく、デバイスから音を鳴らしたり「紛失モード」に設定して機能を保護したりできるAppleの無料サービスのこと。つまり、Find Myに対応したUSBチャージャーをクルマに装着していれば、広い駐車場に駐めた場合でもマイカーを探すのにも役立つし、位置情報の共有にも役立つ。

徳田社長によると「最大の魅力は、車両の電源を切っていてもコンデンサーで1週間程度は連続して動作するため、継続的な位置情報発信が可能になること。しかも通信も不要なのでコストがかからないで、車両盗難に遭った場合のセキュリティ対策にも役立つ」と話す。確かにシガーソケットにUSBチャージャーを差し込むだけで1週間もの長期間にわたってセキュリティ装置としても機能するなんて、ユーザーにとってメリットは大きい。
ただ、2025年のSEMAショー(25年11月、米国ラスベガス開催)にこれを出展すると「iOSだけでなくAndroidにも両対応して欲しいとの声が多かった」という。どうやら、米国のユーザーの多くは自分で使っているスマートフォンが、iOSなのかAndroidなのか知らないで使っている人が結構多く、間違って買ってしまうことを懸念する人がいたということらしい。
そこで、米国仕様では少し価格が上がるものの、iOSとAndroidの両対応で販売することにしたという。何にでも対応していた方がよいという、いかにも米国らしいニーズと言えそうだ。
◆米国でも好評だった“超撥水”の「ゼロワイパー・フィルム」

もう一つの出展が超撥水技術を用いた「ゼロワイパー フィルムタイプ サイドミラー用」だ。徳田社長は「JMSで海外の人たちからも結構評判が良かった。そこで米国市場向けにパッケージを作成してCES 2026に参考出品したもの」と説明。会場でもその効果のデモを実施したところ、多くの会社から高く評価されて、中にはすぐに買いたいという人もいたほどだという。
“撥水”というワードは一般的だと思うが、ゼロワイパーではそこに“超”がつく。つまりゼロワイパーは普通の撥水を超える効果を発揮するフィルということになる。徳田社長の説明では「超撥水であることもさることながら、雨だけでなく雪にも効果がある。フィルムタイプのために(ケミカルよりも)物理的耐久性が高く、6か月は効果が持続する」と話す。



