「おおサニー、マイクーペ……」カローラより7か月早く登場した、コンパクトカーの雄【懐かしのカーカタログ】

ダットサン・サニー(初代)当時のカタログ
ダットサン・サニー(初代)当時のカタログ全 9 枚

当時のダットサン・ブランドから初代『サニー』が登場したのは1966年4月。『ブルーバード』より手頃なクラスの大衆車で、後年宿敵となる初代トヨタ『カローラ』はその7か月後の登場だった。

【画像】ダットサン・サニー(初代)当時のカタログ

見るからにシンプルでクリーンなスタイルは欧州調のもので、最初にCピラーがスリムな2ドアセダンが登場、追って4ドアセダンを追加。1968年にはクーペが加えられた。


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ボディは軽量モノコック、サスペンションはフロントが特殊ゴムを用いたという2点支持式独立懸架・横置きバネ、リアはリーフスプリングとし、いずれも当時の日産の特許技術が盛り込まれたものだった。

搭載エンジンはA-10型水冷4気筒OHV。カタログにも“高速に強く低速で無類のネバリを発揮”とあり、56ps/7.7kgmを発揮。最高速度135km/h、0-400m19.6秒、1リットルのガソリンで23km走る経済性……と記されている。


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さらにクーペでは圧縮比を高めデュアルエキゾーストにするなどし、60ps/8.2kgmの性能が与えられ、最高速度140km/h、0-400m18.4秒を発揮している。

カタログを見ると、セダンには3速コラムシフトと4速フロアシフトと3速AT、クーペは4速フロアシフトとフロアタイプの3速ATがそれぞれ設定されている。


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もちろんコンパクトでスマートなセダン(とくに2ドア)は未だに忘れられないが、「おおサニー、マイクーペ……」の妖艶な曲とともにTVでオンエアされていたCMは幼心にも印象深く(いったい当時の筆者は何歳だったのか?という話だが)今でも憶えている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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