ZF、電動モビリティ不採算プロジェクトから早期撤退…EV普及の遅れが要因

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ZFは2025年通期の暫定決算として、業績およびキャッシュフローが従来のガイダンスを上回る見通しと発表した。

調整後フリーキャッシュフローは10億ユーロを超える見込みで、調整後EBITマージンは4.0%を大きく上回る水準になるとしている。従来の業績見通しでは、調整後EBITマージンを3.0~4.0%、調整後フリーキャッシュフローを5億ユーロ超と想定していた。また、変動の激しい世界市場環境の中で、売上高は380億ユーロ超を見込んでいた。

堅調なキャッシュ創出を背景に、ZFは当初計画より前倒しで、2025年末までに財務負債を削減できる見通しだ。

電動パワートレイン・テクノロジー事業部の再編の一環として、ZFは複数のプロジェクトについて、顧客との合意のもと早期終了を決定した。これらのプロジェクトは、EV(電気自動車)の普及が当初の想定よりも緩やかであることから、収益目標の達成が見込めないと判断されたものだ。

本決定に伴い、2025年には一時的な費用計上が発生し、会計上の損失となる見込み。一方で、同事業部の業績は前年同期比で大幅に改善しており、再編計画は2026年にかけて継続される予定だ。

ZFは、2026年3月19日に開催予定の年次決算記者会見において、2025年の業績を発表する予定だ。

《森脇稔》

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