日立ハイテク、タピオカデンプン添加バイオプラスチック出展へ…高機能素材Week名古屋

タピオカデンプン添加バイオプラスチック
タピオカデンプン添加バイオプラスチック全 1 枚

日立ハイテクは、2月18日から名古屋で開催される「第1回サステナブルマテリアル展【名古屋】-SUSMA-(高機能素材Week内)」に出展すると発表した。

同社は、バイオプラスチック、リサイクルプラスチック、再生材マーケットプレイス、再生プラスチックMI(マテリアルズ・インフォマティクス)など、環境配慮型プラスチック関連製品を紹介する。

展示の目玉となるのが、キャッサバ(タピオカ)デンプンを添加したバイオプラスチックだ。成形性が良く、従来の成形条件で成形できる。バイオプラスチックを適用することにより、一般的な石油由来プラスチックを適用する場合に比べて、CO2排出量(特に、GHGプロトコルのスコープ3カテゴリー1及び12)の削減が期待できる。

ラインナップはバイオマスPPとABSで、バイオマスPPは用途に応じた様々なラインナップを準備している。メインはバイオマス含有率25%(重量比換算)としている。主要グレードは、高剛性グレード(射出用)、高流動性グレード(射出用)、低流動グレード(押出用)、食品衛生対応グレード(射出・押出用)、マスターバッチグレード(バイオマス含有率50%以上、射出・押出用)となる。

植物由来を訴求する上では、ナチュラル色を推奨しているが、着色も可能だ。要望に応じたカスタムグレード(例えば、抗菌グレード、防カビグレード、無機品やリサイクルPP活用グレード)の対応も可能。さらに、主成分をバージンABSやリサイクルABSとしたバイオマスABSグレードもある。

通常、バイオ由来材料を添加すると、剛性が高くなり、脆くなることが課題となる。一方、キャッサバ(タピオカ)デンプン添加品の特徴は柔らかいことだ。そのため、高剛性を備え、ヒンジ性を有する製品に適している。

また、一部の市販されているバイオマスPPやABSは、樹脂(成形)温度が200℃以上となると焼けの発生が起こり、成形難易度は高いことが知られている。同社開発品は、230℃までの成形温度でも焼けの発生が起こりにくく、従来のPPと同様に成形できることが特徴となる。ただし、事前乾燥(推奨は100℃4時間)は必要となる。また、ナチュラル色の場合、190℃に比べて、230℃で成形した方が色の濃さは若干増す。

このほか、高品質リサイクルプラスチック、リサイクルプラスチック品質受託解析・品質評価システム、再生材マーケットプレイス、再生プラスチックMIなども展示する。

《森脇稔》

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