アンリツ株式会社は、日本の伝統工芸である漆工芸との共創を通じて、日本のクラフトマンシップを世界に発信するブランディングプロジェクト「RAIJIN PROJECT」を開始した。
本プロジェクトを通じて、計測器と漆工芸に通底する、新たな技術や発想を取り入れながら進化を続ける姿勢と、使い手に寄り添い、期待に確かなかたちで応えるものづくりを世界に示していく。
本取り組みの象徴として、京都の漆工房「佐藤喜代松商店」とコラボレーションし、計測器に漆装飾を施したコンセプトモデル(非売品)を制作した。本モデルは、3月2日から3月5日までスペイン・バルセロナで開催される「MWC Barcelona 2026」(Hall 5 Stand D41 アンリツブース)にて初公開する。
あわせて、「RAIJIN PROJECT」の世界観を伝えるブランドムービーをアンリツ公式サイトで公開した。
本プロジェクトは、創業130年を迎えた計測器メーカーのアンリツと伝統の漆工芸が出合い、日本のクラフトマンシップを世界に発信していく取り組みである。一見まったく違う世界のようだが、計測器と漆工芸に通底する、新たな技術や発想を取り入れながら進化を続ける姿勢と、使い手に寄り添い、期待に確かなかたちで応えるものづくりを世界に示していく。
デザインには国宝「風神雷神図屏風」の構図を採用。江戸時代の絵師・俵屋宗達による屏風絵で、金地を背景に風神と雷神が対峙する躍動感あふれる構図となっている。この二曲一双の構図を生かし、シグナルアナライザと信号発生器のそれぞれに風神と雷神を描き上げた。
風や雷は古代より日本だけでなく、アジア各地で神格化され敬われてきた。激しい力を司りながらも、混沌の中に調和をもたらす象徴とされている。本プロジェクトでは風神雷神を通じて、アンリツの「はかる」技術が支える安全・安心な社会を表現している。
漆は約9000年前の縄文時代に起源がある樹液を原料とする天然素材である。漆工芸は日本独自の美意識と精神性を映す伝統工芸で、平安時代に蒔絵など独自の美が確立された。江戸時代には大衆化し日本各地で漆器が発展、近代には「Japan」と称されて世界的に高い評価を受けている。
佐藤喜代松商店は、1921年創業の京都にある伝統漆工房である。伝統的な漆精製技術を受け継ぎながら、耐久性や透明感を高めた革新的な漆「MR漆®」を開発し、建築、自動車、家電、アートなど新たな領域で可能性を広げている。今回のコラボレーションでもMR漆を使用し、計測器に独自の質感と機能性を与えている。




