ヤマハ発動機、米国拠点をカリフォルニアからジョージアへ移転…2026年末から段階実施

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ヤマハ発動機は2月26日、米国のグループ会社Yamaha Motor Corporation U.S.A.(YMUS)をカリフォルニア州サイプレスからジョージア州ケネソーへ移転させることを決定したと発表した。移転は機能別に2026年末から2028年末にかけて段階的に実施される予定だ。

この移転に伴い、同社はサイプレスにおいてYMUSが所有する土地、オフィス、倉庫などすべての固定資産の売却を進めることも決定した。本件は米国での資産効率向上および収益性改善を目的とした主要施策の一つだ。

サイプレスの施設は1978年にヤマハ発動機が土地を取得し、1979年に事務所を開設して以来、約50年にわたりYMUSの本社機能を担ってきた。しかし米国市場における事業領域の変化に対応するため、1999年にマリン事業が顧客対応力の向上を目的としてケネソーへ移転し、2019年にはモーターサイクルやアウトドアランドビークルの事業もケネソーへ移転した。

その結果、現在のサイプレス施設には主にコーポレート部門および金融サービス事業の機能が所在している。トータルの敷地面積は約25.1エーカー(約10万2000平方m)。

資産の売却にあたっては、事業の継続性を確保するため、一定期間リースバック契約を活用し、ケネソーへの円滑な移転を進める計画。なお売却価格、売却先、売却時期などの詳細については現在精査中となっている。

ヤマハ発動機は、米国関税によるコスト増加や市場環境の変化を踏まえ、米国事業の収益性改善に向けた構造改革に取り組んでいる。事業横断的なコスト削減を進めるとともに、中長期的にはトップラインに依存しない収益体質を構築することで、変化に強い骨太の会社への転換を目指す。

《森脇稔》

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