NTTドコモビジネスとグローバルにIoTソリューションおよび回線管理プラットフォーム(CMP)を展開するAirlinqは、通信規制国を含むグローバル市場におけるIoT向けコネクテッドソリューションの提供拡大を目的として、戦略的パートナーシップを締結した。
本パートナーシップにより、これまで各国の通信規制や要件によって分断されていたIoTの通信環境を統合し、グローバルでのIoTビジネスにおいて最大の障壁の1つとなっている「規制対応の複雑性」を解消する。
近年、自動車、建設機械などのモビリティ業界を中心に、IoTデバイスやサービスを活用した事業のグローバル展開が進展し、コネクテッドカーをはじめとするIoTサービスの国・地域をまたいだ展開が加速している。一方で、各国・地域には固有の通信規制やライセンス制度が存在しており、特に通信規制国においては長期ローミングや恒久的なサービス提供が制限される場合があるなど、グローバル展開における大きな障壁となっている。
こうした状況を踏まえ、モビリティ業界におけるグローバルIoTサービス提供の実績を有するNTTドコモビジネスと、通信規制国における深い知見と現地通信キャリアとのパートナーシップ体制を有するAirlinqは、通信規制国を含むグローバル市場において、安定的かつ円滑なIoTサービス提供を実現することをめざし、本パートナーシップを締結した。
本パートナーシップでは、両社の技術基盤と知見を組み合わせることで、中東地域をはじめとした通信規制国を含む各国・地域において、国や通信キャリアごとに分断されがちな通信環境や運用を一元的に管理する仕組みを提供する。これにより、複数国・複数キャリア環境においても、「1つのプラットフォーム」かつ「1つの運用モデル」でIoTサービスを展開することが可能となり、顧客は、国・地域ごとに異なる通信規制や接続要件への個別対応を行うことなく、世界各国で円滑かつ持続的なサービスを提供することができる。
また、国やキャリアを横断したSIM・通信状況の一元管理、eSIM・eUICCを活用した柔軟な通信プロファイル切替、通信規制国における現地法規制への準拠支援などを、両社が共同で提供することで、顧客のグローバル展開における複雑な通信運用の負荷を大幅に軽減する。
具体的には、CMPを活用した通信・SIMの一元管理として、AirlinqのCMPを活用し、要件に応じて現地通信キャリアのCMPと連携させることで、国や通信キャリアをまたいだSIM情報や通信状況の可視化・一元管理を可能とする。
eSIM・eUICCを活用した柔軟な通信提供として、リモートSIMプロビジョニングを活用し、現地通信キャリアが提供するSIMプロファイルに柔軟に切り替えることで、物理的なSIM交換を伴わない効率的な通信運用を実現する。
通信規制国を含む各国規制への対応支援として、通信規制国で必要となる現地通信キャリアとの契約および運用対応を支援し、現地法規制に準拠した通信サービス提供を可能とする。
企画から構築・運用までのワンストップ支援として、NTTドコモビジネスが、企画段階から構築・運用までを一貫して支援することで、顧客は複数の事業者や国ごとの個別調整を行うことなく、グローバルIoTサービスを円滑に導入・展開・運用することが可能となる。
各社の役割は、NTTドコモビジネスがIoTデバイスやサービスを展開する事業者向けの本ソリューション提供、プロジェクト統括を担当し、AirlinqがCMPおよびeSIM・eUICCソリューションの提供、現地通信キャリアとの調整および契約・運用対応を含む規制対応支援を担当する。
NTTドコモビジネスとAirlinqは、本パートナーシップを通じて、世界各国・地域の規制や接続要件に準拠したコネクテッドソリューションを、導入前の企画段階から導入後の運用に至るまで包括的に提供していく。両社は今後、自動車、建設機械、農業機械などのモビリティ業界をはじめ、グローバルにIoT事業を展開する企業に対し、デジタルトランスフォーメーションを支えるパートナーとして、グローバル市場での事業拡大を共に推進していく。




