“URBAN TUNED” マツダが奏でた『エチュード』に想いを馳せる【懐かしのカーカタログ】

マツダ・エチュード 当時のカタログ
マツダ・エチュード 当時のカタログ全 12 枚

プライベートで自分の音楽ライブラリーを整理していて、クリス・レアの『オン・ザ・ビーチ』に“耳”が止まった。複数あるバージョンのうち、やはりミディアムテンポのオリジナルがもっとも心惹かれる。マツダ『エチュード』のCMに使われた曲だからだ。

【画像】マツダ・エチュード 当時のカタログ

1987年1月に登場したエチュードは、当時の5代目『ファミリア』から派生したモデルだった。2400mmのホイールベースはファミリアとは共通ながら、外板はまったくの別物で、専用のボディが与えられていた。ファミリアの3ドアハッチバックより全高は35mm低く、反対に全長は115mm長かった。

マツダ・エチュード 当時のカタログマツダ・エチュード 当時のカタログ

スタイリング上の最大の特徴は、サイドウインドゥをリアハッチのガラスまで繋げてラウンドさせたところ。よく見るとガラスエリア下端にはサイドからリアのノッチにかけてブラックの帯状の部分を設けボディと馴染ませていたり、リアクォーターウインドゥ前後にグラデーションのストライプを入れ、ガラス部分の表情に変化ないしはアクセントをつけていた。

インテリアでは、インパネのデザインなどは基本的にファミリアのそれだったが、メーターナセル左右に振り分けられたスイッチ類などは専用。後席の左右トリム部をライン度させた形状はファミリアにも採用されたもの。ただしインパネの表皮素材、布製天井シーリングはエチュード独自のものだった。

マツダ・エチュード 当時のカタログマツダ・エチュード 当時のカタログ

当初に設定されたのは1.6リットルの4気筒DOHCで、110ps/13.5kg-mのスペック。サスペンションはSSサスとし、低圧ガス封入式ダンパーを採用。タイヤは13インチのほか185/60 R14 82Hサイズが設定され、標準でBS・レグノ、オプションでピレリP600が用意された。

カタログはアメリカ東海岸あたりで撮影されたと思われる写真をメインに構成。TV-CMでは「URBAN TUNED、好きな時間の中にいます」のナレーションが流された。

マツダ・エチュード 当時のカタログマツダ・エチュード 当時のカタログ

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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