ベントレーは現在もEV開発に意欲を燃やしている。ポルシェがEV路線を転換し、ランボルギーニが初のEVを生産中止にしたばかりだが、ベントレーは、超高級電気自動車セグメントに可能性が残されていることを証明しようとしている。
ベントレーの初のフル電動EVが、厳しいテスト走行に挑んでいる姿をカメラが捉えた。市場では『ベンテイガ』の下位モデルとなる小型の都市型電気SUVクロスオーバーだ。
プロトタイプは充分なパワーを備え、EV不況などどこ吹く風とばかりに、ドリフト走行を楽しんでいた。新雪と電気モーターのパワーを堪能していたのか、それともカメラの視線から一刻も早く逃れようとしていたのか……?
ベントレー バーナート のプロトタイプ
ベントレーの新型電気自動車はこれまで何度も目撃されているが、車名は謎に包まれている。この「世界初のラグジュアリー・アーバンSUV」は最終的に『バーナート』という名称になる可能性がある。
この名称は長年噂されており、2016年には、ベントレーはバーナートの車名を持つエントリーレベルのスポーツカーを開発中であると伝えられた。さらに最近では、2025年にベントレーが商標登録を申請したことから、新型EVがバーナートと名付けられる可能性が高いとされた。
そもそもバーナートの名称は、1925年に初めてベントレーを購入し、後にベントレー社を買収したウルフ・バーナート(ウオールフ・バルナート)に敬意を表するものだ。ウルフは、「4.5リットル」と「スピードシックス」でルマン24時間耐久レースを3度制覇したことでも知られている。ベントレー初のEVは内燃機関エンジンを搭載しないものの、内燃機関時代の記憶を呼び起こす。
ベントレー バーナート のプロトタイプEVの普及は多くの企業が予想していたよりも遅れている。そのため、バーナートの販売は期待外れに終わる可能性があるだろう。とはいえヴァリザーCEOは、ベンテイガは今後も販売され続けるので、SUVを探している顧客がEVの購入を強いられることはないだろうと語っている。
ベントレーは2026年に新型電気SUVを発売する予定だ。少なくともそういう計画だ。2030年までにラインナップをすべてフル電動電気自動車にするという計画は、市場が予想通りに成長していないことを理由に延期された。しかし新型EVの発売が延期されたという話は今のところ聞超えてこない。ベントレーの顧客レベルは、EV補助金のような制度にはあまり関心を示さないため、影響はないのだろう。




