キア・アメリカは、ニューヨークモーターショー2026において、SUV『セルトス』新型の北米初公開を行った。
2代目となる新型セルトスは、先代の機動性と多用途性を受け継ぎながら、小型SUVセグメントの水準を引き上げることを目指した1台だ。室内空間、荷室容量、スクリーンサイズのいずれも先代を上回り、日常のドライブをアドベンチャーに変えたいユーザーに向けた充実した内容となっている。
■エクステリア:テルライドに通じるデザイン言語
キア・セルトス 新型
デザインはキアの「オポジッツ・ユナイテッド」哲学に基づき、自然と人間の対比する要素を融合させた。フラッグシップSUVの『テルライド』からインスピレーションを受け、アンバー色のデイタイムランニングライトがフロントフェイシアを縁取る。フラッシュドアハンドルや大胆なアングル、クリーンなラインが力強い存在感を演出する。
ボディサイズは先代より全長・全幅ともに拡大し、ホイールベースは先代比で約6.1cm(2.4インチ)延長された。最低地上高は先代の約18.5cm(7.3インチ)から最大約20.6cm(8.1インチ)に拡大している。
標準ホイールは16インチアルミで、X-ライン2.0Lは18インチ、X-ライン1.6TおよびX-ラインHEV(e-AWD装着時)は19インチのブラックホイールを装着する。新色としてテレイン・ブラウン、フロスト・ブルー、スノー・ホワイト・パール(ブラックルーフ)が追加された。
■インテリア:広さと先進技術の融合
キア・セルトス 新型拡大されたボディにより、前後席ともに居住空間が向上。後席レッグルームは先代比で約2.5cm(1インチ)増加した。荷室容量は1列目後方で推定約1815L(64.1cu-ft)、2列目後方で推定約787L(27.8cu-ft)を確保する。
インテリアデザインもテルライドと『EV9』からインスピレーションを受けており、スクエア型ステアリングホイールやオープンセンターコンソールが特徴だ。ハイブリッドモデルはステアリングコラム式シフターとプッシュボタンスタートを採用し、センターコンソールの収納スペースを確保している。
X-ラインはモノトーンブラックのインテリアにシンテックスシートを採用。X-ラインプレスティッジパッケージには運転席リラクゼーションシートが含まれる。
■テクノロジー:最大約76cm(30インチ)の大型スクリーンと生成AI
キア・セルトス 新型標準装備の12.3インチデジタルタッチスクリーンに加え、12.3インチのインストルメントディスプレイと5インチの空調操作パネルをオプション設定する。インフォテインメントシステムはキア最新のccNCを採用し、無線(OTA)アップデートに対応する。
ワイヤレスのアップル・カープレイとアンドロイド・オートは全グレードに標準装備される。「ヘイ、キア」と話しかけるだけで起動する生成AIアシスタントも搭載する。
ディズニー+、ネットフリックス、ユーチューブのストリーミングサービスに対応するほか、NBAの全30チームや2026FIFAワールドカップのキア協賛を記念したディスプレイテーマも利用可能だ。前後席にUSB-Cポートを複数標準装備する。
■パワートレイン:セグメント唯一の3種類を設定
キア・セルトス 新型新型セルトスはセグメントで唯一、3種類のパワートレインを用意する。
2.0リッター直列4気筒エンジンはキアのIVT(インテリジェント・バリアブル・トランスミッション)と組み合わせ、前輪駆動またはマルチモードAWDを選択できる。LX、S、EX、X-ラインの各グレードに設定される。
1.6リッターターボ直列4気筒エンジンは190hpを発生し、8速オートマチックトランスミッションと標準のマルチモードAWDシステムと組み合わせる。X-ラインのみに設定される。
2.0リッターと1.6リッターターボは2026年第2四半期に米国で発売予定だ。
新たに追加されるハイブリッドパワートレインは、1.6リッター直列4気筒ハイブリッドエンジンと6速デュアルクラッチトランスミッションを組み合わせる。前輪駆動に加え、キアのHEV SUVとして初となるe-AWDも設定される。ハイブリッドモデルの詳細および燃費数値は2026年末の発売に向けて順次発表される予定だ。価格は各モデルの発売日に近い時期に公表される。




