原油価格上昇、自動車部品コスト直撃 OEM収益に圧力

(イメージ)
(イメージ)全 4 枚

原油価格の変動が、自動車業界の部品コストとOEM(完成車メーカー)の収益構造に影響を及ぼしている。原油価格の変動は、燃料費だけでなく自動車産業の基盤である素材コストを通じて、業界全体の収益構造に影響を与えている。今後も価格動向と企業対応の両面が注目される。

●原油価格高騰の影響が大きい素材

2025年は供給増を背景に原油価格は弱含みで推移したが、2026年に入り中東情勢の緊張などを受けて急騰する局面が見られた。原油価格の上昇は燃料費にとどまらず、石油化学製品を通じて自動車の製造コスト全体に波及している。

とくに影響が大きいのは、樹脂や合成ゴムなどの素材だ。自動車にはバンパーや内装部品、配線被覆などに多くの樹脂が使われており、ナフサ価格の上昇を通じてコスト増につながる。タイヤやシール材などに使われる合成ゴムも同様に、原油価格と連動して上昇する傾向がある。

また、塗料や接着剤、電池材料なども石油由来の化学製品であり、車両1台あたりのコストを押し上げる要因となる。加えて、潤滑油や製造工程で使用されるエネルギーコストの上昇も、間接的に負担を増やす。

《高木啓》

アクセスランキング

  1. 【BYD シーライオン6 AWD 新型試乗】ターボエンジン搭載、コスパ最高のプラグインハイブリッドSUV…中村孝仁
  2. マツダ『CX-3』存続が確定! 12年ぶり刷新へ、2027年登場の次期型デザインを大予想
  3. スズキ『eスカイ』は“時代に残る一台”をめざす…8月の新型車記事ベスト5
  4. トヨタ『ルーミー』一部改良、スマートアシスト強化…「アナザースタイルパッケージ」も新設定
  5. 40系アルファード・ヴェルファイア用「ジュエルヘッドランプULTRA」、OPアクションやLEDライトバー搭載
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 自動運転開発の分野で高まるNVIDIAとAWSの存在感、日本メーカーは中国のスピード感に対抗できるのか【AWS オートモーティブ AI イノベーション フォーラム】
  2. 居眠り・脇見を監視、「DMS」を義務化…乗用車は2031年から、バス・トラックではすでに普及
  3. ホンダの交換式電池、建設現場で実証…高さ385mの「トーチタワー」
  4. 電動車は誰が最後まで面倒を見るのか…KPMGコンサルティング プリンシパル 轟木光 氏[インタビュー]
  5. BYD12万人の技術力と日本市場への本気度、補助金逆風下「ラッコ」の戦略とは…BYD Auto Japan 東福寺厚樹 代表取締役社長[インタビュー]
ランキングをもっと見る