23歳で散った伝説のレーサー、浮谷東次郎の実像に迫るドキュメント

『速すぎた男のドキュメント』
『速すぎた男のドキュメント』全 1 枚

1965年に23歳で亡くなった伝説のレーサー、浮谷東次郎の生涯を追い、アメリカ留学やレース挑戦の背景を描く。自己実現を求めて走り続けた若者の、短くも濃密な人生を克明に記録したドキュメントである。

三樹書房は、浮谷東次郎の生涯を描いた『速すぎた男のドキュメント』(岩崎呉夫著)を復刻・刊行した。本書は、1965年8月21日に23歳で不慮の事故により亡くなった浮谷東次郎の人生を追った作品だ。“伝説のレーサー”として知られる彼が、高校を中退してアメリカへ留学した理由や、自動車レースの世界に身を投じた背景を描く。自己実現をめざし、ひたむきに生きた短い生涯を克明に記録した。

底本は岩崎呉夫氏の『燃えて走れ』(グランドツーリング社刊)で、1992年3月に再編集されて刊行された。再編集にあたっては、浮谷東次郎の実家を訪問し、家族の協力を得て写真を収録。本文構成も見直し、史実に忠実な内容へと改められた。また、当時のレース写真なども関係機関の協力により追加された。

刊行後は全国の書店で反響を呼び、日本テレビの番組『知ってるつもり?』で浮谷東次郎の人生が取り上げられたことで注目が拡大。版を重ねるなど、多くの読者の関心を集めた。

今回の復刻は、三樹書房の創立50周年記念企画の一環として実施されたもの。長らく品切れとなっていた同書について、読者からの再刊要望を受け、1992年の初版内容を基本的に変更せず復刻した。

速すぎた男のドキュメント
著者:岩崎呉夫
定価:本体2800円+消費税
ISBN:978-4-89522-849-7

目次
東次を偲んで 本田博俊
序章 「みんなの心の中に生きている東次郎」
第1章 勝負 --- 鉈とカミソリ
第2章 勇気 --- 15歳 太陽への挑戦
第3章 友情 --- 強い男のなすべきこと
第4章 冒険 --- アメリカ大陸のし歩き
第5章 愛情 --- 愛 愛する 愛したい
第6章 仕事 --- 新たなる秒の創造
第7章 記録 --- 鈴鹿の「カラス」
終章 死生 --- いのち死なず

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《高木啓》

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