極東開発、コンテナ着脱作業スペースを60%削減…前吊り式フックロールフルトレーラ

前吊り式フックロールフルトレーラ
前吊り式フックロールフルトレーラ全 4 枚

極東開発工業は、狭小現場での作業性を大幅に向上させた脱着ボデー車「前吊り式フックロールフルトレーラ」を開発し、6月22日に発売する。

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同社は2009年にフックロールフルトレーラを発売している。輸送効率の高さが評価されるいっぽう、作業に一定の時間とスペースを要する課題があった。フルトレーラ(フルトレーラー)とは、前後に車軸を備えた自立式トレーラで、トラクタ(トラクター)とドローバ(ドローバー)で連結される車両形態だ。

フルトレーラにコンテナを脱着するには、トラクタとフルトレーラとの間でコンテナを載せ替える。このとき、トレーラ前端に固定されたドローバ(連結装置)のため、コンテナ脱着をトレーラの後方から行なう「後吊り式」となり、トラクタが反転して向きを変えていた。

新製品は、グループ会社の日本トレクスとの協業により開発した独自の屈折式ドローバを採用。トレーラ前方からコンテナを脱着する「前吊り式」を実現した。これにより、積み降ろし時にトラクタが反転する必要はなくなり、必要な作業スペースを従来モデルと比較して約60%削減したという。作業時間の短縮にもつながり、狭小現場での作業効率向上を図る。

コンテナロック機構は従来の手動操作式からエア駆動式へ変更した。3つのロック装置とボデーガイドによりコンテナを固定するほか、走行中にエア漏れが発生した場合でもロック解除を防ぐ手動式安全装置を備えた。

また、ワンタッチレバーで操作できるドローバロックを採用し、連結時の安全性を向上。車高調整バルブやコンテナロック開閉スイッチ、エアゲージ、駐車ブレーキを集約した操作パネルを装備し、作業の効率化を図った。

前吊り式フックロールフルトレーラ前吊り式フックロールフルトレーラ

走行性能面ではエアサスペンションを採用したほか、従来モデル比で床面高さを150mm低減。安定性を高めるとともに、AJK(アンチジャックナイフ装置)を標準装備し、ドライバーの負担軽減に貢献する。

さらに、コンテナ吊り上げ作業時とトレーラ連結時の後方確認に対応する2つのバックカメラとキャブ内モニタを標準装備した。

積載性能では、業界トップクラスという6mコンテナの搭載に対応する。コンテナは専用品となる。

希望小売価格は、トラクタが876万円(シャシ・消費税抜き)、トレーラが1310万円(消費税抜き)。いずれもコンテナは含まれない。販売目標は年間15台としている。

《高木啓》

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