超高硬度クロムめっき、EV・半導体部品の長寿命化に貢献…大型量産設備をサン工業が稼働 

新たに導入された超高硬度クロムめっき槽
新たに導入された超高硬度クロムめっき槽全 1 枚

めっき技術を手がけるサン工業は、自動車のEV化や半導体製造装置の進化に伴う部品の高精度・高耐久性ニーズに応えるため、「摩耗に強い超高硬度クロムめっき」の大型量産設備を導入し、本格稼働を開始した。

本設備により、従来の硬質クロムめっきの約2倍の硬度と約5倍の耐摩耗性を持つ超高硬度クロムめっきを、最大長さ700~800mmの精密加工装置部品へ適用・量産することが可能となった。また、将来的な拡張性を見据えた設計となっており、今後は最大長さ2500mmの大型長尺ロールへの対応も順次開始する計画だ。

■新技術導入の背景

近年、電気自動車(EV)の普及や半導体技術の急速な進化により、関連部品には超高精度かつ極めて高い耐久性が求められるようになった。特に、リチウムイオン電池の電極製造用ロール、精密フィルム延伸ロール、半導体ウェハー製造装置の部品などは、わずかな摩耗でも製品品質や生産効率に重大な影響を及ぼし、頻繁なメンテナンスや交換が避けられない状況だった。

《森脇稔》

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