“ハイオーナーカー”の系譜、欧州調に進化した日産『ローレル』6代目【懐かしのカーカタログ】

日産 ローレル(6代目・C33)当時のカタログ
日産 ローレル(6代目・C33)当時のカタログ全 12 枚

ともに“ハイオーナーカー”のジャンルを形成することとなったトヨタの『コロナ・マークII』より半年早い1968年3月に発表されたのが初代『ローレル』だった。今回のカタログのモデルはそこから6代目にあたり、1989年1月に発売された。

【画像】日産 ローレル(6代目・C33)当時のカタログ

初代『セフィーロ』、R32『スカイライン』と同世代だったこのローレルは、ボディスタイルこそ4ドアハードトップ(セダンは消滅)であったが、それまでのアメリカナイズされた趣から、どこか欧州調に。

日産 ローレル(6代目・C33)当時のカタログ日産 ローレル(6代目・C33)当時のカタログ

それは初代のセダンに通じるもので、イメージカラーだったダークグリーンメタリックも初代を思い起こさせた。当時の広報資料には“大人の知性を表現した円熟フォルム”とある。

インテリアも同様にセンスのいい、温かみのある仕上げに。インパネには一品一品手作りという樹齢150~250年のローズウッドが用いられた。

日産 ローレル(6代目・C33)当時のカタログ日産 ローレル(6代目・C33)当時のカタログ

インパネのパッド部分にはシート表皮と同じファブリックが張られたほか、助手席背もたれには上下2分割の中折れ機能と、リクライニングに連動して座面が前方に移動するスイング機構が盛り込まれていた。シート表皮には本革(クラブL)、エクセーヌ(クラブS)なども採用された。

サスペンションはフロントがストラット、リアにはマルチリンク式。4輪操舵のHICAS-II、ステアリングと連携させて乗り心地を制御するDUET-SSも投入された。

日産 ローレル(6代目・C33)当時のカタログ日産 ローレル(6代目・C33)当時のカタログ

エンジンは全5機種と幅広い設定(写真のカタログは1990年6月のもの)。メインは6気筒のプラズマRB20シリーズで、ツインカム24バルブインタークーラー付きハイフローセラミックターボのRB20DET型(205ps・Net/27.0kgm)を筆頭に、1.8リットルの4気筒ガソリンエンジン、2.8リットルの6気筒ディーゼルも揃えた。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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