自動運転の民主化をビジョンに掲げるティアフォーは、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の「次世代エッジAI半導体研究開発事業」に参画し、自動運転レベル4向けのソフトウェア定義型システム・オン・チップ(SoC)の研究開発を推進すると発表した。
今回のJST事業では、東京大学大学院工学系研究科の川原圭博教授を研究開発代表者とする「ユースケース駆動による機能分化型フィジカルAIチップ設計」の研究開発課題において、ティアフォーはエンドツーエンド(E2E)自動運転AIの推論処理を効率化するAIチップの論理設計に取り組む。設計資産と関連ツールチェーンのオープンソース化も目指す。
◆自動運転レベル4が求める新たな計算機アーキテクチャ
GPUをはじめとする高性能計算技術はAIの急速な進化を支えてきた。一方、自動運転レベル4では実世界・実時間の制約下でAIモデルを継続的に運用する必要があり、電力効率だけでなく、適応性・透明性・検証可能性をさらに高める新たなアプローチが求められている。
本取り組みでは、自動運転用オープンソースソフトウェア「Autoware」に対応した自動運転AIチップを独自に設計し、SoCに組み込んでその有効性を評価する。AIチップの論理設計に加え、コンパイラをはじめとするツールチェーンをオープンソース化することで、さまざまな半導体メーカーがティアフォーのプラットフォーム技術を活用し、自動運転レベル4向けSoCの製品化を加速できるオープンエコシステムの構築を目指す。



