トヨタ・モビリティ基金、通学路の交通安全を親子で学ぶアプリ「ナナまも」試行開始

・トヨタ・モビリティ基金がAIを活用した通学路の危険箇所を可視化するアプリ「ナナまも 通学路きづきナビ」を開発し、愛知県豊田市の一部小学校区で実証を開始した。

・ベネッセコーポレーションと連携し、学校現場で使える交通安全授業教材「ミライシード 企業・団体コラボコンテンツ」を開発。高学年が低学年に教える仕組みを取り入れた。

・歩行中の交通事故死傷者数は7歳前後で最も多く、子どもが自ら危険を察知し安全な行動をとる力を育むことを目標としている。

通学路の交通安全を親子で学ぶアプリ「ナナまも 通学路きづきナビ」
通学路の交通安全を親子で学ぶアプリ「ナナまも 通学路きづきナビ」全 3 枚

トヨタ・モビリティ基金(TMF)が、タテシナ会議「新しい児童への啓発分科会」の取り組みの一環として、通学路の交通安全を親子で学ぶアプリ「ナナまも 通学路きづきナビ」の試行と、ベネッセコーポレーションと連携した学校向け交通安全授業教材の開発を行った。

【画像全3枚】

子どもは小学校入学を機に行動範囲が広がる一方、交通安全に関する知識や危険回避能力は発達途上にある。歩行中の交通事故死傷者数は7歳前後で最も多くなることが知られており、本分科会では子どもたちが自ら危険を察知し、安全な行動をとる力を育むことを目標に、新たな啓発手法や教育コンテンツの開発を進めている。

■アプリ「ナナまも 通学路きづきナビ」の試行版を開発

TMFは、タテシナ会議「データ活用・危険地点見える化」分科会と協働し、保護者と子どもが通学路の危険箇所を一緒に確認できるアプリ「ナナまも 通学路きづきナビ」を開発した。

本アプリは、事故データ・車両データ・人流データを組み合わせ、ヒヤリハット情報を参照しながら、通学路や自宅周辺の危険箇所をAIで分析・可視化する機能を持つ。

利用者はアプリ内の地図で危険地点を事前に確認し、「どこが危険か」「何に気を付けるべきか」「どのような行動が望ましいか」を学んだうえで、実際に親子で現地を歩きながら確認することを想定している。親子の会話を促しながら、子ども自身の危険回避能力の向上と、家庭内での交通安全意識の醸成を支援する。

現在、愛知県豊田市内の一部小学校区において1年生の保護者・児童を対象に実証を開始しており、利用者へのヒアリングや実証結果をもとに改善を重ねていく方針だ。

■ベネッセコーポレーションと連携した交通安全授業教材を開発

TMFはベネッセコーポレーションと連携し、学校現場で活用できる交通安全教材「ミライシード 企業・団体コラボコンテンツ」内に「命を守る、交通安全 ―通学路のヒヤリハットマップをつくり、低学年に伝えて地域の事故を減らそう―」を開発した。

本教材は、児童が身近な通学路や生活道路を題材に主体的に考え、対話しながら学べる内容となっている。高学年が低学年に教える仕組みを取り入れ、相互に学習効果が高まる工夫も施されている。また、限られた授業時間や教育現場の負担にも配慮した設計となっている。

TMFは今後も企業・自治体など多様な関係者と連携しながら、交通安全に対する認知向上と行動変容につながる取り組みを推進していく。

《森脇稔》

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