ヤマハ発動機のグループ会社であるヤマハモーターエンジニアリング(YEC)とベビーカーメーカーの五十畑工業が共同開発した、保育現場向けの「電動アシストお散歩カー」がSNSを中心に大きな話題となっている。X(旧Twitter)には「発想が素晴らしい」「何だこの最高の発明は?」「ヤマハの好感度アップ」「負担を減らしてあげたいよね」など賛辞があふれた。
【画像】ヤマハが開発した保育現場向け「電動アシストお散歩カー」
保育現場では、子どもたちを乗せた手動のお散歩カーを保育士が自力で押して移動させており、特に坂道での操作は大きな身体的負担となっていた。
そこにYECは目をつけた。YECはこれまで消防業界向けに、手押し動作で押し引きをサポートする電動アシストホースカーを開発してきた実績を持つ。YEC事業企画推進部の光主侑一郎さんは「社会インフラを支える人たちの困りごとを解決したいという想いで活用先を検討する中、人手不足が深刻化し業務負荷の軽減が求められている保育業界に注目した」と語る。
五十畑工業のお散歩カーに搭載された電動アシストユニット
今回の製品開発では、保育現場で働く誰もが簡単に操作できることを重視した。2年半にわたって保育士へのヒアリングを重ね、試作車を6台製作してブラッシュアップを繰り返したという。
7月下旬、神奈川県横浜市保土ヶ谷区の認可保育園「ゆめの樹保育園ほどがや」で最終試作品の試走が行われた。園児の乗車を想定し、約70kgの重りを搭載したカートで園前の急坂を走行。試走した女性保育士は「自分の体と一体になって動いてくれて、今までの10%くらいの力で動かすことができた。足腰の疲労がかなり軽減しそう」と話した。
試作品の評価に協力した同園の佐々木真由美施設長は「保育園に何度も足を運んでいただき、私たちの声をしっかりとくみ取った製品を作っていただけた。使い勝手だけでなく、保育士や子どもたちの安心・安全にも配慮されていると感じている」とコメントした。
五十畑工業の五十畑勝通氏、ゆめの樹保育園ほどがやの佐々木真由美施設長、ヤマハモーターエンジニアリングの光主侑一郎氏この「電動アシストお散歩カー」のニュースに、SNSが沸いた。Xでは、
「なぜ今までなかったのか不思議なくらいだ!」
「発想が素晴らしい」
「おいおいおい何だこの最高の発明は?????はやく……早く実装してくれ頼む」
「素敵なもの開発しててヤマハの好感度アップ」
「電動アシストお散歩カー!! 良いもの作ったな!!」
「おぉー!正しい技術の使いどころ」
「現場の負担がすこしでも軽減されるといいですね」
など、驚きの声とともに、ヤマハの発想や開発力を称える声があふれた。このほか、
「こう言う事に補助金とか使って欲しいなぁ…少しでも保育士サンの負担(体力)を減らしてあげたいよね」
「国で予算付けてしっかりアシストして欲しいなぁ」
「おいくら万円なのかしら?お高いなら、負担軽減のため、レンタルとかでもできるといーな」
「YAMAHAさん企業努力でギリギリまで価格下げてあげて下さいな」
「必要とする保育園が 躊躇わず買えるように 補助金回してあげて欲しい」
など、保育現場への導入の障壁が小さくなるよう、価格の低減や、政府による補助金制度の適用を訴える声も上がっている。
電動アシストお散歩カーの正式名称は「避難車兼用電動アシストお散歩カー“てくてくスワニー”」で、製品は災害時の避難車としても使用できる仕様となっている。9月から受注を開始する。




