ダンロップ「センシングコア」、日野『ブルーリボン』に標準装備…車輪脱落予兆検知で安全性向上

・住友ゴム工業のソフトウェア技術「センシングコア」が日野自動車の新型大型路線・送迎バス「日野ブルーリボン」に採用され、販売が開始された。

・搭載された「車輪脱落予兆検知」機能は、走行中のホイールナットの緩みをリアルタイムで検知し、警告表示とブザー音でドライバーに知らせることで事故の未然防止に貢献する。

・センシングコアは車輪速データとCANデータを解析し、タイヤの空気圧・摩耗・荷重・路面状態・車輪脱落予兆などを検知できる独自技術である。

ダンロップ「センシングコア」
ダンロップ「センシングコア」全 2 枚

住友ゴム工業が展開するコミュニケーションブランド「ダンロップ」の独自ソフトウェア技術「センシングコア」が、日野自動車の大型路線・送迎バス新型「日野ブルーリボン」に採用された。

【画像全2枚】

■センシングコアとは

センシングコアは、タイヤ空気圧低下警報装置「DWS(Deflation Warning System)」の開発で培った知見をもとにしたソフトウェア技術だ。

タイヤの回転によって発生する車輪速データと、車両に流れるCANデータ(車両制御情報)を解析することで、タイヤの空気圧・摩耗状態・荷重・路面状態・車輪脱落の予兆などを検知する。

■車輪脱落予兆検知の仕組み

今回の新型「日野ブルーリボン」には、センシングコアの機能のひとつである「車輪脱落予兆検知」を備えたシステムが標準装備される。

この機能は、走行中のホイールナットの緩みをリアルタイムで検知するものだ。異常を検知した際には、警告表示とブザー音でドライバーに注意を促す。

従来の点検や経験に頼った検知に加え、走行中でもナットの緩みを把握できるようになることで、車輪脱落事故の未然防止に大きく貢献することが期待される。

■搭載車両の概要

日野ブルーリボン日野ブルーリボン

日野自動車の新型「日野ブルーリボン」は、安全性・環境性能・快適性を高い次元で実現した大型路線バスだ。最新の安全装備を採用するほか、4HK1ディーゼルエンジンの改良や外気導入クーラーの採用により、環境性能と車内の快適性も向上している。

■搭載の背景

路線・送迎バスは多くの乗客を日常的に運ぶ公共交通機関であり、人の命を預かるという点で特に高い安全性と信頼性が求められる。バス業界では、安全運行の徹底に加え、運行管理や車両状態の把握の高度化など、さらなる安全性向上への取り組みが進んでいる。

こうした背景のもと、住友ゴム工業はセンシングコアをバス向けに展開し、車両の異常の兆候を早期に検知することで路線バスの安全性向上に貢献するとしている。

なお、住友ゴム工業は2026年よりコミュニケーションブランドをダンロップに統一。ブランドステートメント「TAKING YOU BEYOND」のもと、革新的な体験を通じて世界中の人々にポジティブな感情を生み出すことを追求していくとしている。

《森脇稔》

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