京王電鉄バスおよび京王バスは、国土交通省が推進する完全キャッシュレスバスの実現に向け、9月16日(水)の始発から実証運行エリアを大幅に拡大すると発表した。
両社は2025年度より、クレジットカードタッチ決済を先行導入した調布営業所管内の一部路線で実証運行を実施してきた。現金利用の減少が確認されるなど利用者の理解が進んでいるとして、今回の拡大に踏み切った。
■対象エリア
新たに実証運行の対象となるのは、4営業所が管轄する路線の全線(コミュニティバスを除く)だ。
・中野営業所
・永福町営業所
・調布営業所(武91・武93系統〈武蔵小金井駅南口~調布駅北口〉を除く)
・桜ヶ丘営業所
■利用できる支払い方法
対象路線では現金の取り扱いは行わない。利用できる支払い方法は、
・交通系ICカード
・クレジットカードなどによるタッチ決済(ビザ、マスターカード、JCB、アメリカン・エキスプレス、ダイナースクラブ、ディスカバー、銀聯)
・シルバーパス
・定期券
・一日乗車券・企画乗車券・デジタルチケットなどとなる。
クレジットカードタッチ決済については、2026年11月末までに全営業所への導入完了を予定している。
交通系ICカードは、鉄道駅やコンビニでの事前チャージ、またはモバイルデバイスでの利用が必要となる。鉄道の改札機にタッチするだけで自動チャージされる「オートチャージサービス」も利用可能だ。
■完全キャッシュレス化の目的
京王バスは、キャッシュレス決済によるスムーズな乗降が、バスの遅延を減らし定時運行の維持につながると説明している。また、運賃機に関わる業務の削減が運転士の負担軽減や経営の効率化にも直結するとしている。
両社は2027年度中の運賃収受における現金取り扱いの完全終了を目標に掲げており、今回の実証運行を通じて課題や効果の検証を続けていく。




