京王バス、AI搭載「車内事故防止システム」導入…東京・調布の一部路線で

前方カメラの撮影イメージ
前方カメラの撮影イメージ全 3 枚

京王電鉄バスおよび京王バスは、日野自動車のAI搭載型「車内事故防止システム」を、運行する路線バスに導入すると発表した。

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路線バスでは、発車時や減速時の車両の揺れにより、つり革や手すりにつかまっていない乗客が転倒・負傷する事故が発生することがある。国土交通省の「事業用自動車総合安全プラン2030」でも車内事故件数の削減が目標に掲げられており、業界全体の課題となっている。

本システムは、車内カメラの映像をAIで解析し、乗客の姿勢や動きから転倒につながるおそれのある状況を検知する仕組みだ。危険と判断した際には、画面と音声で乗務員に通知するとともに、車内モニターを通じて乗客に着席やつり革・手すりの利用を促す。

これにより、発車前などにおける乗務員の安全確認を支援し、車内事故のリスク低減と安全・安心な輸送サービスの提供を図る。また、乗務員の働きやすい職場環境の整備や、将来の自動運転バス実現に向けた取り組みとしても活用していく方針だ。

■運用概要

運用開始は2026年8月下旬を予定。対象車両はL21604(多摩200か3057)で、調布営業所が所管する。対象路線は調布駅北口⇔三鷹駅南口(鷹66)、調布駅北口⇔深大寺(調34)、多摩川住宅循環(調11・調12・調41)となっている。なお、路線は車両運用等により変更となる場合がある。

■実証実験への参加

京王電鉄バスは、日本バス協会・日野自動車と連携し、2026年9月7日から10月2日まで(予定)、「AI搭載型乗合バス車内事故防止システム」の効果を検証する実証実験にも参加する。

なお、本システムはすべての危険を検知・防止できるものではないとしており、乗客に対しては発進時の手すり・つり革の利用や、走行中の車内移動を控えるよう呼びかけている。

《森脇稔》

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