Mujin、フィジカルAIによりコンテナからの荷下ろしを自動化…年間5856時間削減

自動化イメージ
自動化イメージ全 4 枚

Mujin Japan(Mujin)は、自動車電装部品メーカーの松田電機工業所において、通い箱デパレタイズロボット2台を導入し、混載通い箱の入荷・入庫工程を自動化した。

【画像全4枚】

Mujin調べでは、中小製造業においてサイズや形状、積載状態が異なる混載通い箱をロボットで自動荷下ろしする事例は初となる。

自動車部品工場では、複数のサプライヤーから納入される多様な部品が通い箱(コンテナ)に収納され、混載パレットとして搬入される。混載通い箱パレットの仕分け工程では、形状・サイズの違いや経年劣化による変形、無数に存在する積載パターン、安定した把持の難しさといった課題があり、従来のティーチング方式では自動化が困難だった。

今回ロボットを導入したのは、入荷時の混載パレットからの荷下ろし工程と、完成品を自動倉庫へ入庫する工程の2カ所だ。

ロボット上部に設置した3Dビジョンが混載パレットをスキャンし、MujinOSが通い箱の位置・形状・把持に必要な縁を高精度に認識する。把持位置とロボットの動作経路をリアルタイムで計算し、あらかじめ積載パターンを固定できない混載パレットからも通い箱を自律的に取り出せる。

入荷工程では、ロボットが通い箱を把持した後に側面のかんばんをスキャンする。かんばんを確認できない場合は箱を回転させて別の面をスキャンし、後工程に適した向きに整えて供給する。

ロボットハンドは箱のサイズに合わせて爪幅を自動調整し、複数規格の通い箱にハンドを交換せずに対応できる。導入後に新たな箱種や品番が追加された場合も、設備全体を作り変えることなく対応範囲を広げられる。

今回の導入により、1日当たり約25tの荷物を手で運んでいた工程が自動化され、年間5856時間の削減につながるという。

松田電機工業所は今後、入荷から生産、出荷までの物流工程全体の高度化を視野に入れている。Mujinは本事例を通じて、従来自動化が難しかった混載・多品種の荷役工程を自動化し、人手不足や属人化といった課題を抱える日本の製造業の競争力強化を支援するとしている。

《レスポンス編集部》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スズキ『スイフトスポーツ』が2027年復活? 48Vターボ搭載で次期GRヤリスのライバルに
  2. トヨタ『プロボックス』25年目にフルモデルチェンジか…8月のスクープ記事ベスト5
  3. トヨタ『プロボックス』ついに全面刷新か? 見えてきた次期型の進化
  4. 新型『パジェロ』が世界初公開、三菱ブランドのフラッグシップSUVに
  5. ホンダ『ZR-V』と『シビック』、1万4730台をリコール…8月掲載のリコール記事まとめ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 自動運転開発の分野で高まるNVIDIAとAWSの存在感、日本メーカーは中国のスピード感に対抗できるのか【AWS オートモーティブ AI イノベーション フォーラム】
  2. 居眠り・脇見を監視、「DMS」を義務化…乗用車は2031年から、バス・トラックではすでに普及
  3. ホンダの交換式電池、建設現場で実証…高さ385mの「トーチタワー」
  4. 電動車は誰が最後まで面倒を見るのか…KPMGコンサルティング プリンシパル 轟木光 氏[インタビュー]
  5. 「発想が素晴らしい」ヤマハが開発した保育現場向け「電動アシストお散歩カー」が話題に、「補助金回して」の声も
ランキングをもっと見る