自動運転バス、つくば市で10月2日本格運行開始…関東鉄道「筑波大学循環」で

自動運転バスラッピングデザイン
自動運転バスラッピングデザイン全 2 枚

茨城県つくば市、国立大学法人筑波大学、関東鉄道、KDDI、KDDIスマートモビリティの5者は、10月2日から関東鉄道のバス路線「筑波大学循環」において、自動運転バスの本格運行を開始する。

【画像全2枚】

5者は自動運転の社会実装推進に向けて「つくば自動運転社会実装推進事業コンソーシアム」を構成している。

全国的なバス運転手不足や地域公共交通の維持が課題となる中、同コンソーシアムは自動運転技術を活用した持続可能な移動サービスの実現を目指している。

2025年度までに蓄積した実証結果や知見を活用し、2026年度は実装フェーズとして、設定した運行ダイヤに基づきレベル2自動運転での運行を開始する。2027年度にはレベル4自動運転の実装を見据えている。

■運行概要

運行ルートは関東鉄道バス「筑波大学循環」。土曜・日曜・祝日および年末年始(2026年12月28日~2027年1月3日)は運休となる。運行主体は関東鉄道で、運賃は190円~310円(小児・障害者などは半額)。最大速度は40km/h、定員は15人で、当面の間は着席のみでの運行となる。

■ラッピングデザインは「見つける街並み」に決定

2026年6月30日まで実施したインターネット投票(総投票数365票)の結果、自動運転バスのラッピングデザインは「見つける街並み」(C案:177票)に決定した。デザインコンセプトは「人と知の交わりが、まちを織る。」で、つくばを思わせる建物や自然を小さな街並みの絵としてちりばめたデザインとなっている。制作は筑波大学芸術系の内山俊朗准教授と勝部里菜特任研究員が担当した。

■全国初の国立大学法人による土地貸付特例を活用

つくば市のスーパーシティ型国家戦略特別区域計画において、2025年11月28日に国立大学法人法の特例として、国立大学法人による土地等貸付事業が全国で初めて認定された。関東鉄道はこの特例を活用して筑波大学と土地の賃貸借契約を締結し、大学構内にバス営業所(筑波大学車庫営業所)を新設。同営業所を運行拠点として自動運転プロジェクトの社会実装を進める。

各社の役割は、つくば市が事業全体の企画・進捗管理・成果報告、筑波大学が官民学連携の推進と実証フィールドの提供、関東鉄道が自動運転車両の運行、KDDIが遠隔監視業務と通信提供、KDDIスマートモビリティが事業全体の企画・進捗管理・成果測定をそれぞれ担う。

《森脇稔》

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