小さなボディだからこそ、アイデアは自由自在だった。クーペスタイルの『セルボ』から、“マー坊”こと『マイティボーイ』、異色の『アルトハッスル』、そして『ツイン』まで。「小・少・軽・短・美」を哲学とするスズキが世に送り出した“個性派”軽自動車5台を振り返る。
◆セルボ(初代)
スズキ・セルボ(初代)
初代『セルボ』は1977年9月登場。76年に生産を休止した『フロンテクーペ』の後継モデルで、当時の53年排気ガス規制に適合させた2ストローク550ccエンジンを搭載。ボディも新軽規格に合わせて全幅を旧規格+100mmの1395mmに拡幅(全長は+195mm)。2030mmのホイールベースは変わらず、フロンテクーペのスタイルを踏襲しながらリアをガラスハッチ化。
◆マイティボーイ
スズキ・マイティボーイ『マイティボーイ』は、2代目セルボをベースに1983年2月に登場。
“スズキのマー坊とでも呼んでくれ。”のコピーが有名だった。室内を2シーターと割り切り、マイティデッキと呼ぶ荷台で構成。巻き上げ式のデッキカバーや、オプションのハードトップなども設定された。
◆セルボ(3代目)
スズキ・セルボ(3代目)3代目セルボとして1988年1月に登場。当時の2代目『アルト』をベースに、ウェービールックと呼ばれたユニークなスタイリングを纏ったモデルで、4ナンバーながらガラスルーフや、イエローの挿し色のポップなシートなどを装備。世界初の電動パワーステアリングも備えた。
◆アルトハッスル
スズキ・アルトハッスル『アルトハッスル』は1991年11月の登場。フルゴネットスタイルのクルマで、当時のニュースリリースには“ヨーロッパ感覚のおしゃれで個性的なスタイルと様々な用途・目的に使える多機能性をあわせもつ新ジャンルの軽自動車”とある。リアのキュービックスペースの室内高は1095mm。
◆ツイン
スズキ・ツイン2003年1月登場の『ツイン』は、「小さく・少なく・軽く・短く・美しく」を価値として誕生。2シーターと割り切り、2735mmの短い全長、3.6mの国産車最小の最小回転半径で取り回しのよさもアピールした。モーターがアシストするパラレル・ハイブリッド方式を採用し、34.0km/リットルの当時の軽自動車ナンバー1の超低燃費も実現していた。




