【W2RC 第4戦モロッコ】三浦昂、SS3で一時7番手につけるもトラブル…最終日SS11位、総合30位で完走

W2RC 第4戦「Rallye du Maroc(ラリー・デュ・モロッコ)」
W2RC 第4戦「Rallye du Maroc(ラリー・デュ・モロッコ)」全 32 枚

2026年の世界ラリーレイド選手権(W2RC)第4戦「Rallye du Maroc(ラリー・デュ・モロッコ)」が10月3日に閉幕した。TOYOTA GAZOO Racing W2RC(TGR W2RC)の三浦昂/アルマン・モンレオン組は、最終SS5を11位で走り切り、総合30位でフィニッシュ。SS3の車両トラブルで大きく順位を落としたものの、その直前には一時ステージ7番手につける快走を見せた。

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W2RC 第4戦「Rallye du Maroc(ラリー・デュ・モロッコ)」W2RC 第4戦「Rallye du Maroc(ラリー・デュ・モロッコ)」

TGR W2RCは、三浦/モンレオン組(#204)、ヘンク・ラテガン/ブレット・カミングス組(#202)、セス・キンテロ/アンドリュー・ショート組(#203)の3台のトヨタ『DKR GR Hilux』で参戦。#203のキンテロ/ショート組が今シーズン2回目の総合優勝、#202のラテガン/カミングス組が総合3位を獲得した。

メーカー部門では、両陣営が大会終了後に発表した暫定集計で、ダチア・サンドライダーズが372ポイント、TGR W2RCが326ポイント。その差を46ポイントとして、最終戦を迎える。

トーヨータイヤ「OPEN COUNTRY M/T-R」トーヨータイヤ「OPEN COUNTRY M/T-R」

三浦組の204号車は、トーヨータイヤとTGR W2RCの協働参戦車両で、タイヤはトーヨータイヤ「OPEN COUNTRY M/T-R」を装着する。ダカールラリーの市販車部門で優勝を重ねてきた三浦にとって、今大会はTGR W2RCへ移籍後の新体制では3戦目となる。三浦自身もフィンランドへ活動拠点を移してから初めて迎えたラウンドでもあった。

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アガディールからザゴラへ向かったSS1では、先行車の砂ぼこりに苦しみながらも一時15番手まで浮上した。しかし、残り約30kmでパンクに見舞われ、18位でフィニッシュ。三浦は初日を振り返り、モンレオンとともに集中を切らさず、安定したペースを維持できたとコメント。終盤のパンクを惜しみながらも、1日全体を前向きに捉えていた。

続く300kmのSS2は、トラブルなく走り切った。岩場や乾いた川床、砂丘が続く中で求められたのは、路面に応じたペースの切り替えだった。三浦はリスクを抑えながら、砂丘ではペースを上げた。本人も、砂丘では砂の上をサーフィンするような感覚を楽しめたと振り返る。難しいナビゲーションではモンレオンの助けが大きく、SS15位、総合14位へと順位を進めた。

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さらに踏み込んだ走りを見せたのが、363kmで争われたSS3だ。この日は限界まで攻めたと振り返る三浦。ステージの多くの区間でトップ10圏内につけ、一時は7番手まで浮上した。最高峰カテゴリーでの3戦目にして、上位勢に食い込むペースを示した。

しかし、残り100kmを切ったところでロアアームが折れ、停止を余儀なくされた。長時間の遅れを経て走行を再開したものの、SS76位、総合44位へ後退。上位で走れていたからこそ、痛いタイムロスとなった。それでも三浦はこの日を振り返り、競技を続けられていることを踏まえて翌日も攻めの姿勢を変えない意向を示していた。

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それでも、残る2日間で再び順位を上げた。ザゴラの北東を巡る319kmのSS4は、谷や山道などを通過する高速ステージ。三浦はダカールに似たコンディションだったと振り返る。長い時間、先行車の砂ぼこりに視界を遮られながらも、首位から14分34秒差の17位で走り切り、総合35位へ戻した。翌日の出走順の改善にも期待し、厳しいラリーを最後まで走り切ることを目標に据えた。

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最終日のSS5は259km。三浦組は今大会のステージ最終順位としては最上位となる11位を記録した。SS首位との差は7分06秒。総合では前日からさらに5つ順位を上げ、優勝したキンテロ組から3時間06分56秒差の総合30位で5日間の競技を終えた。

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三浦大会後、次のようにコメントした。「まず、優勝したセスとアンドリュー、そして表彰台を獲得したヘンクとブレットに、おめでとうと伝えたいです。チームにとって素晴らしい結果になりました。

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「この5日間は、僕とアルマンにとって良い経験になりました。チームとともにさまざまなことを試し、自信を深めることができました。もちろん、総合ではもっと良い結果を目指していましたが、シーズンの最後まで攻め続けます。サポートしてくれたチームと、TGRファンのみなさんに感謝しています」

W2RCの次戦は、11月22~27日に開催される最終戦「ABU DHABI DESERT CHALLENGE (アブダビ・デザートチャレンジ) 」。三浦はモロッコ戦で得た自信と、総合成績への悔しさを胸に、最高峰クラスでの初年度を締めくくる戦いへ準備を進める。

【ラリー・デュ・モロッコ 総合リザルト/TGR W2RC】
1位 セス・キンテロ/アンドリュー・ショート(#203)16時間34分05秒
3位 ヘンク・ラテガン/ブレット・カミングス(#202)+4分42秒
30位 三浦昂/アルマン・モンレオン(#204)+3時間06分56秒

《後藤竜甫》

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