トヨタ自動車の米国部門は、11月3日にラスベガスで開幕するSEMAショー2026において、『クラウン・シグニア』(日本名:『クラウン エステート』)の「GT-Sコンセプト」を初公開する。
このコンセプトカーは、トヨタ・モータースポーツ・ガレージが製作したもので、2026年モデルのクラウン・シグニアをベースに、日常的な広さと快適性を持ちながら、スポーツカーのような走りと雰囲気を兼ね備えたグランドツーリングマシンとして生まれ変わらせたものだ。
外観は一見すると落ち着いたデザインに見えるが、よく見るとアグレッシブなスタンスと専用のホイール・タイヤパッケージが目を引く。
トヨタ・クラウン・シグニア GT-Sコンセプト
長いルーフラインには、完全一体型のワイドボディフェンダー、レッドアクセントを加えたヘッドライト周りの形状変更、リア部分の刷新、そしてスポーティなエアロパッケージが組み合わされている。これらの要素がクラウン・シグニア本来のエレガントなデザインを保ちながら、車全体のプロポーションを大きく変えている。
ボディカラーは、フレークを加えたカスタム調合のダークグレーメタリックに複数層のクリアコートを重ねた仕上げで、洗練さとパフォーマンス感を両立させている。カスタム排気システムには台形のテールパイプがリアエアロパッケージに組み込まれており、グランドツーリングらしい個性を演出する。室内ではレッドアクセントの入ったサポート性の高いフロントシートがパフォーマンステーマを引き継いでいる。
トヨタ・クラウン・シグニア GT-Sコンセプト足回りには専用設計のMCSコイルオーバーサスペンションを採用し、車高はノーマル比で約5インチ(約12.7cm)低く設定されている。ブレーキにはレクサス『RX 500h Fスポーツ』から流用した大型フロント・リアキャリパーを装着。21インチのHREホイールには幅295mmの専用タイヤが組み合わされ、ノーマル比で約20%多い接地面積を確保するよう設計されている。
トヨタ・クラウン・シグニア GT-Sコンセプトは、スタイルと実用性を両立させたいドライバーに向けたツーリング仕様の可能性を示すモデル、としている。




