英国のオートバイメーカー、ノートンモーターサイクルズは11月3日、イタリア・ミラノで開幕した「EICMA 2026」で、新型『450 urban』を世界初公開した。
同社はEICMA 2025で2億ポンド超の投資を柱とする長期的な「リサージェンス(復活)戦略」を発表してから1年が経過。今回のEICMAでは、その次の段階として新たなモデルラインを披露した。
◆ノートンの世界への入口
ノートン 450 urban
新型450 urbanは、ノートンが「エントリーレベルのバイクではなく、ノートンの世界への入口」と位置づける都市向けモデルだ。通勤や街乗り、週末の小旅行など日常的な用途を想定して開発されており、2つのバリエーションが用意される。
エンジンは454cc水冷単気筒で、最高出力47PS(8000rpm)、最大トルク45Nm(6000rpm)を発生する。6速ギアボックスを介して駆動し、クイックシフターもオプションで選択できる。低回転域からトルクが立ち上がる特性を持ち、大排気量エンジンのような感覚を提供するとしている。
◆クラス唯一のアルミフレームを採用
ノートン 450 urbanシャシーには、クラス唯一となるアルミフレームを採用。フロントには43mmのKYB倒立フォーク(フルアジャスタブル)、リアにはKYBモノショック(リバウンドおよびプリロード調整可能)を組み合わせる。
ブレーキはバイブレ製で、フロント320mmディスク、リア240mmディスクを装備。コーナリングABSも搭載する。ホイールは前後17インチキャストホイールを採用する。
ノートン 450 urban車両重量は180kg未満を目標とし、燃料タンク容量は12リットル。
装備面では、8インチTFTタッチスクリーン、キーレスイグニッション、スマートフォン接続、USB-C充電ポート、タイヤ空気圧モニタリングシステム、ヒートグリップ、クルーズコントロール、トラクションコントロール、ダイナミックLEDヘッドライトなどを搭載。3つのライダーモードも用意され、電子制御のレベルはカスタマイズ可能だ。
ノートン 450 urban◆リサージェンス戦略の進捗
ノートンのエグゼクティブディレクター、リチャード・アーノルド氏は「1年前にEICMAでノートンの復活に向けた野心的なビジョンを示した。12か月後の今、その野心を実現しつつある。新型バイクが顧客に届き始め、国際販売網も拡大している」と述べた。
EICMA 2026では、新型450 urbanに加え、量産版のマンクスR、マンクス、アトラス、アトラスGTも展示ラインアップに加わっている。
ノートンのラインアップチーフテクニカルオフィサーのブライアン・ギレン氏は「ノートンのリサージェンス(復活)は、128年の歴史を尊重しつつ、前向きな姿勢を持っている。すべての新型ノートンは、独自のデザイン、エンジニアリングの細部へのこだわり、アクセスしやすいパフォーマンス、そしてライダーとマシンのつながりを高めるテクノロジーという共通の原則のもとで開発されている」とコメントした。




