時代から取り残されたクルマ…。マツダ『センティア』生産終了

自動車 ビジネス 企業動向
時代から取り残されたクルマ…。マツダ『センティア』生産終了
時代から取り残されたクルマ…。マツダ『センティア』生産終了 全 1 枚 拡大写真

マツダは26日、同社ラインナップの最高峰に位置する『センティア』の受注を今月いっぱいで停止、生産も今夏で終了することを発表した。

初代(先代)センティアは、バブル経済の絶頂期に開発が進められていたが、実際に発売されたのはバブル経済が崩壊した後の1991年で、ちょうどマツダの販売会社の多チャンネル構想が失敗に終わった頃だった。開発時代にメインターゲットとしていた客層はすでになく、残った客も他メーカーの高級車に流れ、センティアは時代から取り残されるような形になっていた。

それでも先代はそのデザインを高く評価する人もいた。実は当時、パーソナルユースのセンティアの兄弟車となるフォーマル・サルーンの開発が進められていたのだ。しかしこれはバブル崩壊とともにボツ、95年発表の現行はパーソナル、フォーマル兼用の中途半端な性格になってしまった。

99年までの累計生産台数は約15万3000台だが、今年5月の販売台数は83台と低迷している。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. アルファロメオの新型SUV『ジュニア』日本発売に、「420万円はリーズナブル」「マジで美しい」など反響続々
  2. トヨタ車体、『アルファード』『ヴェルファイア』をトヨタに生産移管、いなべ工場は商用車専用に
  3. クーペSUVに進化! アルファロメオ『ステルヴィオ』次期型を完全プレビュー
  4. 「まさにアメリカンスポーツの最高到達点」1000馬力越えの『コルベット』にSNSも注目!コスパ最強ハイパーカー誕生か
  5. 背もたれに貼り付いた子どもたちの頭髪に…学術集会で議論された「ジュニアシートの適正使用」【岩貞るみこの人道車医】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る