「リコール命令を出すのは裁判所ではない」とフォードが反発

モータースポーツ/エンタメ 出版物
「リコール命令を出すのは裁判所ではない」とフォードが反発
「リコール命令を出すのは裁判所ではない」とフォードが反発 全 1 枚 拡大写真

アメリカCNNの報道によると、フォードを相手取り、カルフォルニア州に在住するフォード車のユーザー350万人が起こしていた集団訴訟で、同州のアラメーダ郡地裁は11日、フォードに乗用車及びトラック170万台をリコールを行うよう、命じる判決を下した。

判決でリコール対象とされたのは、フォードが1983年から1995年の間に製造した300車種のうち、カルフォルニア州内で販売された170万台。これらのクルマはエンジン点火装置がエンジン本体近くに設置されたため熱が高まりやすく、エンストを起こしやすかったという。判決の中で、バラチェイ裁判長はは「フォードは少なくとも1982年からエンストの可能性が高いことを知りながら危険な状態を隠していた」と指摘。回収の必要性があることを示唆した。

フォードは「エンストが死傷事故につながったとする資料は提出されておらず、裁判記録は安全に問題があったことを示していない。証拠はリコールは正当化できるものではない」と反発したが敗訴。判決を受けて「リコール命令を出せるのは運輸省の道路交通安全局(NHTSA)のみで、地裁の判事がそれを命じる資格はない」と反論、控訴の準備を進めている。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツ『ウニモグ』、低床仕様登場…荷台高1200mm以下で作業効率向上
  2. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  3. リアシートのない新型『ランドクルーザー250』発売!? 英国トヨタ工場で改造される“特別仕様”とは
  4. 幻のV12スーパーカーが100周年で復活か? SNSでは「クライスラーのイメージも変わる」と期待も
  5. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  3. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  4. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る