クライスラーがインセンティブを取り止めへ

自動車 ビジネス 企業動向
クライスラーがインセンティブを取り止めへ
クライスラーがインセンティブを取り止めへ 全 2 枚 拡大写真

経営不振から経営陣が大幅に入れ代わったクライスラー。ダイムラー・クライスラー本部の販売部門からクライスラーの会長におさまったディ−タ−・ツェッチェ氏は、積極的な販売方針を打ち出しているが、なんとそれは「インセンティブなどに頼らない」という従来と真っ向から対立する方針だった。

現在クライスラーでは在庫のだぶつきから工場を一時閉鎖している状況。そのためディーラーでは大幅なインセンティブ、つまり値引きを行っており、最高で4000ドル(約44万円)にもなっている。ツェッチェ氏はこれを、「安い車でブランドイメージを傷つけること」と批判、インセンティブに頼らない販売の強化を目指している。

しかしインセンティブをつけないと売れない、と主張するディーラーと意見が衝突するのは明らか。また新しい経営陣に反発してクライスラーを去る重役も多い。総務の最高責任者キャスリ−ン・オズワルド氏、グロ−バルセ−ルス、マ−ケティング担当のセオドア・カニングハム氏が相次いで辞意を表明、何人かもそれに続くと言われている。クライスラーの再建には難題が多そうだ。

《Sachiko Hijikata, US editor》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. マツダ、電動セダン『EZ-6』世界初公開、24年発売へ SUVコンセプトも…北京モーターショー2024
  2. スバルとスカイラインにフィーチャー…第4回アリオ上尾 昭和平成オールドカー展示会
  3. 【ホンダ ヴェゼル 改良新型】開発責任者に聞いた、改良に求められた「バリュー」と「世界観」とは
  4. タイヤブランドGTラジアルよりオールシーズンタイヤ「4シーズンズ」発売
  5. トヨタが新型BEVの『bZ3C』と『bZ3X』を世界初公開…北京モーターショー2024
  6. アルファロメオ『ステルヴィオ』後継モデルは、大容量バッテリー搭載で航続700km実現か
  7. 日産、北京モーターショー2024で新エネルギー車のコンセプトカー4車種を公開
  8. BMWの4ドアクーペEV『i4』、改良新型は表情変化…北京モーターショー2024
  9. Sズキが電動マッサージ器を「魔改造」、25mドラッグレースに挑戦!!
  10. 郵便局の集配車が「赤く蘇る」、KeePerが8000台を施工
ランキングをもっと見る