【ホンダ『フィット』発進】センタータンクは“ツボ”

自動車 ニューモデル 新型車
【ホンダ『フィット』発進】センタータンクは“ツボ”
【ホンダ『フィット』発進】センタータンクは“ツボ” 全 3 枚 拡大写真

『フィット』が採用量産車1号となるホンダの「グローバル・スモール・プラットフォーム」。センタータンクが大きな特徴だが、クロスメンバー(左右方向の枠)やリアフロアフレームの設計に影響を及ぼし、ボディ剛性や衝突安全性の向上に貢献している。

「フロアの剛性が向上し、アッパーボディが負担する剛性は従来の1/8になっています。そのぶん軽量化にもなっています」と開発責任者の松本宜之チーフエンジニア(本田技術研究所・栃木研究所)。いいことづくめのセンタータンクだが、発想はあくまでスペース効率の追求にあったという。「1カ所を押すと全身の具合がよくなる身体のツボが、設計におけるセンタータンクだったんですよ」と松本チーフエンジニア。

タンクの位置は車体中央になったが給油口は従来通りリアクォーター。Bピラーに設けると剛性確保が難しそうなのはわかるが、フロントフェンダーに設ける案はなかったのか。「技術や法規の問題はありません。ポルシェのような限られた例はありますが、ユーザーの心理的抵抗が大きいもので」と松本チーフエンジニアは答えた。

フロントシート下に燃料タンクを配置したわけだが、リアシートの座り心地、つまり後席乗員の足の置き場は確保されている。つま先上がりに足を置く形になりるが不自然さは感じられない。

《高木啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  2. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  3. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  4. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  5. ホットハッチの名車『205 GTi』の再来、『E-208 GTi』にSNS興奮!「ヤバいホイール」などデザインにも熱視線
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る