【熊野学の技術詳説】『フィット』---2バルブ2プラグで出力向上

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【熊野学の技術詳説】『フィット』---2バルブ2プラグで出力向上
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出力とトルクの向上は、コンパクト燃焼室と新開発の2プラグ位相差点火による。バルブ挟み角は『インサイト』のエンジンと同じ30度に設定され、スモールボアと共にコンパクトな燃焼室とした。

ただし、インサイトの4バルブに対して、フィットのエンジンはオフセットした2バルブであり、それには2プラグが最適であった。そこで、2プラグ位相差点火を採用し、全域で急速燃焼を実現して出力とトルクを向上した。

2プラグ位相差点火は、エンジンの運転状態に応じて2本のプラグ間で点火時期をずらす。それは、ノッキングを防止しつつ最適の燃焼を実現するためだ。フィットの2プラグ位相差点火では、エンジンの運転領域を回転数と負荷で3つの領域に分け、それぞれの領域で2本のプラグの点火時期を別々に制御する。

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