ホンダが6月22日から発売開始した新型スモールカーの『フィット』が爆発的なヒットとなるのが確実の情勢となっている。7月から月間フル販売に入るわけだが、月販目標8000台を軽く突破し1万台以上に達するのは確実の見通しだ。
メーカーの本田技研は全国の傘下販売店(クリオ店、プリモ店、ベルノ店)に対して「『ヴィッツ』と『ファンカーゴ』に取られたシェアを取り返せ」と発破をかけている。この分だと目論見は見事に達成され、7月以降はヴィッツの販売台数を上回る可能性が充分にある。
ヴィッツとファンカーゴはこれまで他にさしたるライバル車が存在しなかったから車両本体価格からの値引きを3〜5万円と極端に低く抑えたワンプライス販売を強行してきた。ところが最近では強力なライバル車のフィットが登場したためにそれが崩壊し15〜16万円引きに拡大しワンプライス販売は事実上崩壊状態にある。