【新聞ウォッチ】「英会話」よりも“手切れ金”、三菱も希望退職者殺到

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【新聞ウォッチ】「英会話」よりも“手切れ金”、三菱も希望退職者殺到
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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

【画像全3枚】

2001年8月2日付

●日産、日石三菱などオフィシャルスポンサーのテーマパーク「ディズニーシー」が完工式、9月4日開業(毎日・1面)

●トヨタ、ユニバーサル・スタジオと全世界で提携(毎日・8面)

●スズキ、「アルト」400万台へ(毎日・8面)

●三菱自工、希望退職者が殺到、800人枠に1900人(毎日・9面)

●「波乗れぬマリン事業」、ヤマハ発動機などメーカー呉越同舟でPR(産経・8面)

●みちのくスポーツカー発進、YGK、独自エンジン開発、自動車業界参入(産経・8面)

●日産系ユニシアジェックス、米フォードから受注(読売・8面)

●ハワード・豪州首相、三菱自動車に生産継続要請(読売・8面)

●経済産業省、2010年度目標に低公害次世代トラック開発(読売・9面)

●軽の福祉車両快走、2000年度最高の5300台(東京・9面)

●ホンダ快走、「フィット」効果、7月の新車販売2カ月ぶり増加(日経・3面)

ひとくちコメント

三菱自動車が経営再建計画の一環として実施した希望退職者募集で、800人の枠に対し、初日だけで1900人の応募者があったことが明らかになった。きょうの各紙が取り上げているが、募集対象は、満40歳以上で勤続10年以上の一般社員約9000人。その2割が応募したことになるが、適用者には、規定の退職金に加え月収の最高で48カ月分(約2000万円)の特別手当てが支給されることから、希望者が殺到した。

きのうは各メーカーの7月の新車販売台数が発表になったが、市場全体では増加しているものの、三菱は前年実績に比べ21.5%減と12カ月連続のマイナスを記録した。6月に投入した新型車『エアトレック』も期待したほどの売行きではなく「国内販売回復の起爆剤にはならなかった」(日経)。

いまさら夜間や休日を返上してまで英会話教室に通ったところで、会社が生き残れるのかどうかの確約もない。手切れ金をもらって第2の人生を選択するほうが、この先希望が持てるということなのだろう。

《福田俊之》

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