自動車セールスマンの飲酒常習運転は悪質---水戸地裁が実刑判決

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昨年12月、茨城県つくば市内の常磐自動車道で、追い越し車線を走っていた乗用車が逆走してきたクルマと正面衝突、4人が死傷した事故の判決が27日、水戸地方裁判所で言い渡され、鈴木秀行裁判長は「酩酊運転を認識しながらの運転は悪質」として懲役5年の実刑判決を言い渡した。

この事故は昨年12月2日起きた。被告男性は当時勤務していた茨城日野自動車の忘年会の席上、ビールや焼酎、日本酒などを飲み、酩酊状態にも関わらずクルマを運転。桜土浦インターチェンジの出口から上り線に進入。追い越し車線を逆走して、対向してきた乗用車と次々に衝突し、4人が死傷する事故となった。

検察側は「忘年会で酒を飲み、酩酊状態で運転するのは故意に等しい。勤務先の自動車販売店も飲酒運転を容認していたのは悪質」として、業務上過失致死罪としては最長の刑期となる懲役7年を求刑していた。

判決で裁判長は「被告は自動車販売会社に勤務していながら、飲酒運転の常習性も認められ、酩酊状態を認識しながらの運転で、過失は重大」としながらも、「改悛の情は認められる」として懲役5年の実刑判決を言い渡した。

《石田真一》

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