昨年のCEATECでは大きく取り上げられていたのに、今年は会場の隅に追いやられるように狭いスペースで展示されていたのがETCの車載機器だ。
昨年は10枚ほどの説明パネルを展示した専用コーナーと、車載機を製造するメーカー各社が自社のコーナーで「次世代技術」とアピールしていたETC。ところが今年はイベントホールの一角に各社の車載機を集めた狭いコーナーがあるのみ。
導入が始まったために次世代技術というレッテルが剥がされた結果なのか、それとも利用者低迷を表現しているのか、とにかく寂しい印象。たまに誰かいるなと思えば、どうして車載機器がこんなに高いのかを質問するプレス関係者で、一般の観客は素通りしていくだけだった。