トラック業界注目〜国交省が事業法改正へ

自動車 社会 社会

国土交通省が進めてきた“物流二法”の見直し案が固まった。自動車交通局長の諮問機関が2日まとめた中間報告によると、新規参入や運賃の規制を一段と緩和する一方で、地方運輸局などによる監査や処分など事後チェック体制を充実させることが柱だ。国土交通省は、年内にもまとまる最終報告を受けて法改正手続きに入る。

トラック事業に関しては、運賃を事前届出から事後届出に緩和したり、「運行管理が難しい」との理由で存続していた営業区域規制を撤廃する一方で、監査時に社会保険や労働保険に加入しているかどうかを調べたり、事業許可の取消処分を受けた業者が別法人で営業を続ることができないよう、事後チェック体制を厳しくする。

また、大手の下請け運送業者(業界では傭兵ならぬ“傭車”という)が過酷な労働条件を強いられていることについても、元請けが下請けの運行管理に口出ししたり、過積載や過労運転、スピード違反につながる取引を下請けに強いた場合、元請けの責任を問えるようにする。

《編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 狭い道! 制限1.9mだが何かがおかしい…東京都小金井市
  2. マッスルカーにはやっぱりエンジン!新型『チャージャー』登場に「センス抜群!」「これなら日本でも」など反響
  3. 4億円オーバーのV12エンジン搭載「完全アナログ」なハイパーカー登場!
  4. ポルシェ、新型『911カップ』発表…520馬力にパワーアップ
  5. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る