置くだけでは役に立たないチャイルドシート---死亡事故で母親も送検

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山梨県警は1日、交通事故で生後4カ月の女児が死亡したのは「チャイルドシートのベルトを装着していなかったからだ」として、この女児の21歳の母親と、母親が運転するクルマと出会い頭で正面衝突したもう一方のクルマを運転していた会社員を業務上過失致死の疑いで書類送検したことを明らかにした。

この事故は今年4月11日に発生したもの。この女児の母親が運転する乗用車が、20歳会社員の運転する普通乗用車と交差点内で出会い頭に衝突。後部座席左側に設置されたチャイルドシートに座っていた女児が天井に頭を強く打ちつけ、翌日死亡したというもの。

事故自体は男性会社員の前方不注意と判断されたが、女児の死亡については「チャイルドシートのベルトをしていない、ということは想定できない」として、男性側が警察に責任の所在の確認を求めていた。警察では「チャイルドシートを設置したものの、ベルト着用を怠れば招く結果は同じだった」として、母親に対しても務上過失致死罪の適用を決め、この男性と一緒に書類送検となった。

チャイルドシートを設置したものの、固定を怠ったことで死亡に至ったケースで、母親も業務上過失致死に問われるのは全国で2例目となる。

《石田真一》

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